フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

自生地ではカナムグラの雌株が伸び始めていました

2009年10月04日 18時13分53秒 | 花の和名
サクラソウ自生地脇の堤防はセイタカアワダチソウで一面の黄色だった。日曜日で好天に恵まれたせいもあり駐車場は殆どいっぱいで若者たちで賑わっていた。でも、オギやヨシの伸びた自生地では2時間くらいの間誰一人会う事はなかった。

カナムグラは雌雄異株で雄株が先に伸びて花をつけ、雌株は少し遅れて伸びでくる。今回は初めて雌株が目についた。そして高くツリー状に花をつけ花粉を飛ばす態勢になっている雄株をよじ登ってそれ以上に伸びている雌株も多く見られた。カナムグラの世界も同じなのかと何となく親しみを覚えた。


高く伸びている緑色が雌株の蔓と葉と雌花です
一つだけもう赤くなっていた気の早いカナムグラの雌花

オギやヨシはますます大空高く穂をなびかせているが、アキノノゲシに加えコメナモミが独特の花をつけて大きく伸びていた。コメナモミは自生地通路の両側に密生しているユウガキクと同じキク科の一年草だ。よく似たメナモミは茎にも葉にも軟毛が密生するので区別できる。


長く伸びている5本は総苞片で黄色の頭花は舌状花と筒状花があります