フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

荒川河川敷には秋と春がのどかに同居していますが・・・・

2009年10月24日 11時19分26秒 | 花の和名

荒川河川敷の横堤には野菊が咲き乱れていた。

でも、のどかな秋の風景をぶち壊すアメリカネナシカズラ(ヒルガオ科)も黄色い網を広げてる。何にでも寄生すると云われ、他の植物に寄生根を張ると地中根は切り離してもっぱらパラサイト生活をするまったくの厄介者で、1970年頃に侵入したようだ。


花冠裂片の先が尖る(円内)のがよく似たマメダオシとの相違

一方河川敷内のあぜ道は春の雰囲気でタネツケバナ、ナズナ、イヌガラシなどのアブラナ科の十字状花が白や黄色の花を咲かせている。
キク科のハハコグサが株を広げ、ムラサキ科のハナイバナ(葉内花)が小さな白い花を咲かせていた。キュウリグサによく似ているが、名の由来の通り葉の間に花をつけるのと花の中心の色が違うので見分けられる。


種もみをつけるころに咲くのが名の由来のタネツケバナ
よく似たスカシタゴボウとは実の形が違うイヌガラシ
葉が尖るのもハナイバナの特徴