フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

はからずも白梅と紅梅のお花見ができました

2010年01月14日 21時57分22秒 | 花の和名
孫のお守りをしながら散歩に出たら真福寺の白梅がほころび始めていた。ついで近くの白幡沼に行くと大きな紅梅が青空に花をつけていて、はからずも紅白の梅のお花見ができた。
お花見と言えば現代では桜だが万葉集の時代には梅見が多かったらしきを思い出した。調べてみると多少の違いはあるが梅を詠んだ歌は118首、萩の142種に続いて多く、桜はせいぜい46首くらいのようだった。


雄しべは多数、雌しべは1と言われるが柱頭は2のようです

梅はバラ科サクラ属の中国原産の落葉小高木で古い時代に入ってきたとされる。
現在ではほとんどが観賞用か果実を採るためにに栽培されて、野生は九州の一部にあるのみのようだ。そう云えば4~5年前までは散歩の圏内に小さな梅林が結構あったが、今はほとんどがマンションになって一つも無くなった。

梅の語源は中国語のメイ、または朝鮮語のマイに由来するとか、古代に中国からもたらされた漢方薬の烏梅(うばい)[実を干して燻製にしたもので染料にも用いられた]によるとの3説があるらしい。