読売新聞埼玉支局に問い合わせたところデスクが信じられない事を言ってきた。
掲載写真は午前中に行われた第一自生地の草焼きの写真で延焼する火災の写真ではないと指摘したところ「いいと判断している」という。
予定地域外の約1万6000平方メートルが延焼する火災が起きた=写真=。と記事の中でハッキリ絵解きをしているのに違う写真でもいいと判断しているのか重ねて問うと今度は沈黙してしまったが、「正確でなかった」との一言も聞かれなかった。
そして延焼面積1万6000平方メートルという数字については情報の出どころは書いてあるとの事だけで、現場にも行っていなければ、発表だけを鵜呑みにして何ら裏付けをとらずに作文した事が明らかだった。
現場に行って見れば実験圃場の20倍の面積は延焼していないのは素人でもわかる。
色々調べてみたが何処にもハッキリした資料はなく正確な事は分からないが、種々の事から類推しても1万平方メートルも延焼してはいない。
いずれにしても違った絵解きを載せて「いいと判断している」と強弁し、数字については発表元に全ての責任がある物言いは大読売の看板が泣く。
間違いは間違い。足らざるは足らなかったと謙虚に読者の疑問に答える寛容さが無ければ、社会の木鐸としての資格はゼロだ。
荒川彩湖公園の延焼した枯葦原の全景 10年1月21日写す