フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

築堤工事2年後の盛土に目立つ大型3種の外来植物

2011年07月30日 07時31分51秒 | 花の和名
昭和築堤の盛土部分では昨年はヒメムカシヨモギが群生していたが、今年はセイバンモロコシが大発生している。最初アチコチに若草色の群落が見られた時にはススキと思ったが、大きな穂を出してやっとセイバンモロコシと気付いた。

セイバンモロコシ(西蕃蜀黍)はイネ科の地中海沿岸原産の多年草。日本では1943年に渡来が確認されその後広く荒地に帰化ているが地中に長い根茎を伸ばすので駆除するのは大変のようだ。

同じく戦後に渡来し帰化しているクマツヅラ科のヤナギハナガサは南アメリカ原産の多年草。園芸植物として栽培もされているだけに紅紫色の花を多くつけている様は美しい。大きくて目立つ事もありチョウなどがよく訪れている。

よく似たダキバアレチハナガサは花付きが疎らだが、クマツヅラ科の多年草。やはり工事地など撹乱された土地によく生育する。アレチハナガサと混同されていたが1995年に別種として記載された。