彩の国環境大学基礎課程の第一回目に行く前は2時間の講義を聞けるだろうか?居眠りしてしまわないだろうかと心配だったが、途中10分の休憩時間があってどうやら杞憂に終わった。
レモンエゴマがいっぺんに花開いていました(写真は10月12日サクラソウ自生地にて)
午前中は埼玉県の環境問題への取り組みを平成27年版埼玉県環境白書を基にした講義だった。県の環境政策課の主任による概要の説明で色々参考になった。身近な問題では生物多様性の取り組みで保護管理計画を策定した15種については重点的に保護増殖に取り組んでいるという中にサクラソウが入っているのかが気になった。今日問い合わせてみると特別天然記念物として保護政策が実施されているので県として改めては取り組んではいない由だった。
川幅日本一は知っていたが、県の面積と河川の割合が日本一というのは初めて知った。
ツマグロヒョウモンもキタテハも久し振りの好天に吸蜜に夢中でした
午後の環境経済学は経済学の歴史を駆け足で辿ってその流れを受けて環境経済学の現在があるということだったが、とにかく古い知識を思い出すだけでも時間がかかった。でも、この話を聞いて環境問題が経済学の一分野になっている事に驚きを感じた。
地球温暖化対策、廃棄物処理とリサイクル、そして森林破壊、生物多様性の保全などが研究対象で、これらが経済学の分野として扱われている事は非常に心強く思った。
環境経済学という言葉さえ知らなかったので、何をか言わんやだが。
キタテハが2匹一つの花で仲良く吸蜜していました