前日に観察会の資料を作っていて気が付いた。シロバナサクラタデの雌花だ。かなり前に顧問の先生からシロバナサクラタデは雌雄別株で雄株6に対して雌株は1しかない事をお聞きした。自生地を一生懸命探したがどうしても見つからなからず、やっと目黒の教育園で見つけた事があった。その雌株があった。花冠からY字型に雌しべが伸び出している。雄しべは花の中だ。
雄株は雄しべが長く、花冠からたくさん伸び出して雌しべは短い。この頃は雄株しかないと思い込んでいたので、写真を編集していて初めて気が付いた。
これはビッグニュースで観察会で皆に報告しようと他の写真を見るとやはり雄花で、2つを並べて資料にできた。元々アキノウナギツカミが大量発生しているのでイヌタデ属の一つとして考えていたのが思いがけないニュースになった。
今日はユウガギクが全域の観察路を彩り、第2自生地ではノコンギクがそろそろ見ごろになっていた。両者を対比した資料も作ろうと思ったが何となく気が抜けて資料として渡すまでにはいかなかった。
冠毛が短いのでヨメナ属と言われていたユウガギクだがAPG分類ではシオン属に含められた
茎にも葉にも毛が多いのと冠毛の先が赤みがかる事が多いシオン属のノコンギク