フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

加須市上種足(かみたなだれ)で出会ったホテイアオイ

2016年10月01日 23時20分05秒 | 身辺雑記

加須(かぞ)も読み難いが上種足(かみたなだれ)は知っていなければ読める地名ではない。環境科学国際センターの所在地だ。
目の前の「種足ふれあいの森」の池でホテイアオイが咲いていた。

小さな池だがほとんど全面をホテイアオイが埋め尽くしていた。きれいな花で周囲の終わりかけていた赤いヒガンバナや黄色や白の花と共に目をひいた。でもこの繁殖力の旺盛さが要注意外来生物に指定されている。明治の中頃に観賞用として輸入されたのが各地で野生化している。
ミズアオイ科の多年草で葉柄の一部が膨れて浮袋の役をして浮かんでいるがこれを布袋様のお腹に見立てたのが名の由来という。

約15cmの花序は淡紫色の花が一日で全部咲いて、翌日には茎ごと曲がって水中に沈むのが独特だ。花は直径約5㎝、花被片6個のうち上側の1個が大きく紫色のぼかしがあり、その中心に黄色の斑点がある。雄しべは6個でうち3個が長い