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フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

新里のサクラソウ自生地を訪ねる旅 No1

2019年05月12日 18時16分43秒 | 旅行

5月11日は土曜日だったが、連休後だけにそう混まないと思い、少し遅いという情報だったが新里のサクラソウ自生地を訪ねた。10時23分のりょうもう7号を予約してあったが、予報では天気が不安定で午後からはにわか雨も有りそうだとの事で、出発してからもっと朝早くすればよかったと思うのはいつもの後悔先に立たずだ。


久喜から乗車したりょうもう7号は6割くらいの乗車率

でも、足利市で大半が下車して終点の赤城駅では6号車は僕一人だった。赤城で両毛電鉄に乗り換えたが、小さなキヨスクだけで菓子パン程度しか扱っていなかった。両毛電鉄は運転士のワンマン運転で、降りる時は前からだけで自転車も載せられた。上里駅は無人駅で、後からのデマンドタクシーのドライバーの話では月初の何日かは学生の定期を販売するために有人になるという。

駅からのバスも無いのに今回来る気になったのはデマンドタクシーという地元の人達のための乗り合いタクシーが利用できるのを知ったからだ。新里地区内なら1回300円で、この日は新里駅から年配のご婦人との相乗りだった。ドライバーとの会話で地元の様子なども垣間見られた。やはり地区を上げてサクラソウは愛されているようだった。

途中でご婦人は降りて、県指定の天然記念物のサクラソウ群落は結構乗りでがあった。下のサクラソウふれあい公園までは歩き、次はそこから乗る予定なので、順路も確認しながら行ったが、予想以上に距離があった。
とにもかくにも群生地に着いたが、なんと入口にロープが張ってあり、立ち入り禁止の札が立っていた。盗掘防止のためでしょうから別に気にしなくてもいいんじゃないですかと2人の意見が一致し、後から来た親子も気にせずに入っていった。

右わきの道からは難なく観察路に入れた

でも、左右の草むらに見られるのはテンナンショウの姿が目立つだけで、サクラソウの花はおろか株さえ見られなかった。親子連れは「なあーんだ。何もないや終わっちゃったんだね」と足早に歩を進めていった。本当に終わったんなら株はあるだろうと見ながら行ったが、アギスミレやチゴユリの小さな白い花くらいで何もなかった。下の小川が見える所に行くとようやくサクラソウが見られた。


よく見ると斜面にピンクのサクラソウの花が見られる。最盛期にはもっと見られるのだろう

やはり盛りは過ぎているが予想通り花は残っていた。でも田島ケ原と決定的に違うのは人里離れた所の群生は盗掘防止が最優先なので距離を置く必要がある。肉眼で観察するには少し距離があり、一つ一つの花を観察するのではなく群落を楽しむのが主になるような気がした。白い花の群落があったがニリンソウだろうと気にしなかったがアズマイチゲだったのだろうか。

見る角度が違うからだろうか花茎がどれも長く高さが高い気がした

花の色は本当のピンクばかりで濃い赤に近いピンクは皆無だった