四季楽園のテラスの横に三ツ峠駅方面の登山道の小さな下り口があった。(12:12)いきなり板で土をせき止め大きな段々を作った急な階段だ。登ってきたら最後の胸突き八丁なのだろう、最初からギブアップしそうな階段だった。どうやら屏風岩まで下りると首の痛くなるような絶壁でロッククライミングしている人もいた。(12:26)
屏風岩を過ぎたところで前面に木の間越しの富士山を見ながらおにぎりの昼食。(12:36)しばらくは山腹を回るような起伏の少ない道をたどる。一字一石供養塔(12:55)を過ぎた辺りから下りの九十九折りの急坂になったが、下りは足元にさえ気をつけさえすれば、幅の広い急な階段以外はそう苦にはならなかった。
さすが高山植物の宝庫で、沿道に咲いていた黄色い花がミツバツチグリからキバナノコマノツメに替わった。シロバナエンレイソウがあったり、タテヤマリンドウやワチガイソウもあった。多く見られたタチツボスミレやネコノメソウ、チゴユリなども見られた。
利尻山以来久し振りに出会ったキバナノコマノツメ
これより下り急坂足元に注意(13:27)の看板を横目で見てひたすら下り続ける。股のぞきは2又に分かれた木の間から富士山が見える事に感心(13:55)しながらベンチで一息つく。
大きな伊豆箱根国立公園 三ツ峠の看板(14:24)を左に見て整備された林道を歩き始めてからが長かった。だらだらの下り坂で足指が痛くて前に出ない。マラソンの30キロを過ぎて急に失速した福士加代子を思い出した。グリーンセンターはオープンな施設ではなく、中に入っていかねばならなくて、どの建物かも分からない。
平地に出たらどうやら歩けるようになって途中、やっと出会った地元の人にクマガイソウ自生地の事を聞くとアチコチにあると言われて一気に熱が冷めた。駅ではタクシーは呼ばねば来ないし、いつ来るかも分からなという。
吹っ切れた気持ちになって、帰りは大月から特別快速の東京行きでのんびり座って帰ってきた。
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