フグさんの雑記帳

さいたま市の荒川河川敷を主なフィールドとして四季を綴っていきます。

空は青く澄み渡り日なたでは冷たい風が心地よく感じました

2011年11月16日 17時11分04秒 | Main
今朝は北国ではアチコチで雪になったようだがさいたま市でも空は晴れ渡っていたが冷たい風が強かった。
荒川堤防に上がると頂上だけが白くなった富士山が遠望できた。


あまりハッキリしませんが富士山の頂上は白くなっています

彩湖越流堤のすぐ近くにあるサクラソウの実験圃場のヨシ刈りは昨日でほぼ終わったが、刈ったヨシを一か所に集める作業が残り午前中に実施した。


5台の自動草刈機の威力で1300㎡のヨシは一日で刈り終わり

河川敷のカントウヨメナは終りに近いが、相変わらずツマグロヒョウモンなどが吸蜜に来ている。


雌は前翅先端部が黒色で、斜めの白帯があります

ツマグロヒョウモン(褄黒豹紋)の幼虫の食草はスミレ類で食欲はかなり旺盛のようだ。つい先日もアスファルトと石垣の間に生えたスミレは葉の形が分からないほど食べ尽くされていた。


かなり派手な幼虫ですが刺す事も毒もないようです


塚本の横堤に野菊の群生が見事です

2011年11月13日 21時48分48秒 | Main
10月初旬の暖かさだった今日、荒川堤防周辺は風もほとんど無く穏やかな秋日和でカントウヨメナやユウガギク、畔にはオオジシバリやホソバオグルマも見られた。


キタテハやツマグロヒョウモンなどの黄色の蝶が目立ちます

もう終わっているのではと思いながら行った塚本の横堤はまだ野菊の群生が見事だった。ヨメナ属の区別は難しいといわれるがここの群生は何なのかユウガギクのように思うが正確には分からない。


塚本横堤の南側のノリ面に群生する野菊達


葉は深く切れ込んでいますが・・・

土屋地区の堤防一帯の野菊の群生は素晴らしかったが築堤工事で見られなくなってしまった。さいたま築堤が完成するとノリ面には芝生を敷き詰めるようだが、秋ヶ瀬橋から上流は四季折々の花が彩る半自然の堤防でありたいと思う。


サクラソウ自生地への親切な案内板が設置されました

2011年11月10日 10時30分17秒 | Main

さくら草交差点のサクラソウ自生地側に「この先歩道終わり」の立て看板があった。
志木方面には行けないが、サクラソウ自生地に通じている歩道なのにどこへもいけないようでサクラソウ自生地を初めて訪れる人には極めて不親切だった。


さくら草橋を背にして左側の歩道のほぼ正面にある看板

浦和西警察署にTELするとさいたま市役所のくらし応援室に尋ねたらと教えてくれ、桜区役所に連絡したら電話に出た小宮さんから翌10月20日にはつけ替える旨の返事を頂いた。文面についての相談も頂き、11月7日には付替えたとの連絡を頂いた。


11月7日午前中までの旧看板


11月7日に設置された新案内板

半月余りでつけ替えてくれたスピーディーさにビックリし、田島ヶ原サクラソウ自生地を尋ねる人たちに親切な立て看板になったのはもとより、志木方面に行く人にも適切な案内板になった。桜区役所のくらし応援室、そして小宮さんに大感謝だ。


名湯の森ホテルきたふくろうは自然のたたずまいでした

2011年11月07日 19時02分28秒 | Main
川湯温泉のホテルきたふくろうに3連泊。宿の話では日本で2番目にいい温泉で北の草津ともいわれ源泉掛け流し。泉質が強いので上がり湯で流さないとほてって寝られない事もあると言う。ちなみに日本一の温泉は秋田の玉川温泉との事だった。
掛け流しというのは分かったようで分からない言葉なので調べてみると「お湯を再利用(循環濾過)させずに、流しっぱなしにしている事」とあった。


入浴中止時間に拾わないと浴槽が落ち葉だらけになるという

露天風呂の目の前はシラカバなどの林。朝風呂につかっていると僅かに残った大きな葉がたまにヒラヒラとゆっくり静かにまっすぐ舞い落ちていく。耳を澄ますと小鳥の声も聞こえまさに幽玄の世界だった。


露天風呂の目の前の白樺林


一番ちいさい啄木鳥のコゲラがいました

5階の部屋の窓からはシラカバの尾状に垂れた雄花序がすぐ近くに見え、時たま吹く風に揺らぐ様は日常生活ではとても味わえない自然林にいるような気持ちだった。


雄花序も雌花序も冬の寒さに耐えて4月頃花開くという

シラカバ(白樺)は別名シラカンバ。カバノキ科の落葉高木。北海道ではどこでも見られるが本州では標高600m付近から上に見られ、よく似たダケカンバは樹皮が灰褐色で、果穂が上向きに着き、葉にやや光沢がある違いがあるという。

晩秋の野付半島(トドワラ)に咲き残っていた花たち No2

2011年11月05日 21時52分30秒 | 花の和名


ウラギク(浦菊)別名ハマシオン。汽水域に生育する2年草
エゾツルキンバイ(蝦夷蔓金梅)は海岸に生えるバラ科の多年草

遊歩道の先端のトドワラの標識の先は高床の木道が伸びていた。
すぐ下にはまるでシュレッダーにかけたようなたくさんの白い帯状のものが盛り上がっていた。海藻の一種だろうと思ったが、胞子植物ではなく種子植物の海草のアマモだった。


荒涼とした風景が360度広がる晩秋のトドワラ
根元近くだけが残った木々が多く見られるトドワラ

海底に根を張り疎らに枝分かれする茎は扁平で淡緑色、葉は線形で初夏の頃には小さい花もつけ、北海シマエビの絶好の生育場所になっているという。


紅葉している所はサンゴソウでしょうか


トドワラはトドマツの原っぱが語源と言う

アマモ(甘藻)は地下茎がほのかに甘い事からで、次々に新しい葉を生やし大量の枯れ葉を生じるという。これが木道の下に堆積していたようだが、最も長い植物名といわれるリュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ(竜宮の乙姫の元結の切り外し)の別名の由来らしい。


花はツワブキと思いましたが、エゾオグルマのようです