★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

オリラジ中田が凄い

2016年08月29日 20時13分27秒 | 徒然(つれづれ)
 オリラジ中田の人を惹きつける話術は、ある意味天才的だ。
 高学歴を標榜する芸人だけあって、声は通るし、頭の回転も速い。話のメリハリ、間の取り方も絶妙だ。
 武勇伝、パーフェクト・フューマンのリズムネタも、他の芸人のリズムネタとは一線を画している。
「しくじり先生」での喋りも、他の先生ゲストとは、出演者の引き込まれ方が明らかに違う。
 たぶん持って生まれた才能や性格に由来しているのだろう。

 その話術は、落語家のひとり語りと違い、相手の反応を的確に予想し、相手を意のままに乗せていく、若干オーバーアクション気味の、コール&レスポンス風が持ち味だ。
 ある意味完成の域にある話術なので、これ以上レベルを上げると、鼻につくというか、嫌味が垣間見えてくる懸念がある。
 情報番組のコメンテーターとしての仕事も増えてきているようだが、若干過激な表現が話題になって、顰蹙を買うシーンも多々あるようだ。現に一部の人間からは、そんな声も出ているようだ。
 当然メディアは過激さを期待するし、要求するだろうが、頭はいいのだから、そのへんの匙加減は、本人の考え次第だと思う。

 今後の彼の立ち位置は、MCやコメンテーターより、池上さんや林先生と同じようなものが合っていると思う。
 彼らにはない、芸能人のスキャンダルネタにも対応できるし、若い層へのアピール力もありそうだ。
 あとは、時事問題に対応するための教科書的知識の吸収だ。
 
 芸人を一生の仕事にするのもいいだろうが、浮き沈みは付き物だ。
 現にそれは体験済みだから、本人は百も承知だろう。
 ならば第二の池上、林を目指すほうが、芸能界での長生きの秘訣ではないだろうか。
コメント
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