★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

五輪終(ご臨終)

2021年08月08日 13時45分39秒 | 徒然(つれづれ)
 いろいろと物議を醸したオリンピックも今日が最終日だ。
 ご臨終ならぬ、五輪終だ。

 開催前は、コロナ禍での強行開催や関係者のトラブルを、ここぞとばかりに報じていたマスメディアも、いざ開催されると、手のひら返しで日本選手の活躍を報じまくっている。
 関係者の過去の醜聞を掘り返していたのが、メダリストの過去は美談仕立てで誇張しまくる。笑止千万だ。

 このオリンピックで目立ったのが、日本選手の金メダル本命候補のあっけない敗退と伏兵の台頭だ。
 特に柔道は、オリンピックでもない限り、その名が世に知られることもなかったであろう伏兵の台頭が顕著だ。

 本命候補は前評判に浮かれて慢心や油断があったのか、それとも単なる下馬評だったのか、はたまた対戦相手がそれを上まわる練習量をこなして、決戦に備えていたのか。
 いずれにしてもメダルの数では開催国の面目は保ったものの、本命の不在という内容は残念だ。

 菅総理もなりふり構わず開催という大目標は達成したが、秋の選挙対策や、現状のコロナの感染爆発における対策という難題が立ちはだかっている。
 コロナ対策批判派や五輪反対派は、選挙による政権交代を声高に叫んでいるが、それが投票に反映することはなく、結局は今後も自民党中心の政権は続いて行くのだろう。

 延命を果たした政権は、コロナ対策は画期的、効果的な策が望めない以上、ワクチン頼みの消極策で、のらりくらりと自然収束を座して待つのみだ。
 今後の日本、自分の生活は自分で守るしか道はない。
 ほとんどの国民は口には出さないが、コロナ禍において、そのことを十分に実感しているはずだ。

 昭和の時代の鶴田浩二の「傷だらけの人生」の一節が甦る。

 今の世の中、右も左も真っ暗闇じゃござんせんか。


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