高齢者ファッション

　タンスを開けると、サラリーマン時代のスーツやジャケット、ネクタイなどが、何着もぶら下がっている。
　靴箱にはまだ十分に履ける革靴が2足入っている。
　それらを見ていると、一瞬、サラリーマン時代に戻った気分になったり、逆に遠い過去のように感じられてくる。

　体型的には現役時代と変わりないので、着用は可能だが、それらを着たり履いたりする機会は、今後多分ないだろう。
　断捨離してもいいのだが、なぜか捨てられない。情が移ったとでも言おうか。

　巷には、若者のファッションは山ほどあるし、コーディネートの情報も溢れている。
　しかし、67歳の前期高齢者をターゲットにしたファッションなどない。

　若者用のファッションの中から、自分に合うものを探して、かつ試して、自身のファッションにするしかない。
　その昔言われたような、ドブネズミ調やアーストーンのファッションだけは、なんとしても避けたいものだ。
　

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やっぱりコンバース

　ウォーキング用のスニーカーがヘタったので、新しいスニーカーを買うことにした。
　堅牢度や耐久性の高さを基準にネットで検索したところ、1位ニューバランス、2位ナイキと出た。

　しかしどちらも本格的なランニングシューズで、タウンユースには派手でゴツ過ぎる。
　ファッション性や価格を考慮すると、丈夫さは二の次、やっぱりコンバースかヴァンズに落ち着くことになる。

　以前、次に買おうと思っていた両ブランドの商品は、残念ながらいずれも売り切れだった。
　結果、リーズナブルなコンバースのオフ白のローカットを注文した次第。

　通販では同じ商品でもショップにより、価格はまちまちだ。
　その辺も考慮して、いろいろ検索して、最安価格のABCマートのセール品に決定。

　通販あるあるで、買ったあとにそれより低価格の商品を見つけたりする。
　また、今は要らないが、今度絶対に買おうとメモしていた商品が、いざ買う段になって、売り切れたりもする。
　最安価格を根気よく探しながら待つか、欲しい商品は衝動的にでも買うか、思案のしどころだ。
　

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