毎週土曜日はマクドの日と決めている。
早朝6時半に自宅を出て、隣のローソンでスポーツ報知を買い、そこから歩いて2、3分の距離のマクドへ向かう。
6時開店の店内は、まだ客もまばらだが、必ず先客がいる。
今まで1番乗りをしたことがない。
指定席と定めている、奥の4人掛けテーブルを確保し、店内カウンターでソーセージマフィンとコーラを注文する。
すぐ隣の席には、いつも常連の70代半ばくらいのオッサンが座っている。
数独の本を読みながら、コーヒーと水で、8時過ぎまで粘っている。
通い始めて2年ほどになり、先方もこちらを意識しているはずだが、喋ったことはない。
通路を挟んだ対面の席には、2回に1回の割合で、眼鏡をかけたスリムで背の高い女性が座る。
いつもアーストーンの地味なロングのワンピースを着て、小さなリュックを背負い、足元はグレーのスニーカーだ。
ちょうど、おねえちゃんからオバさんへの過渡期の年代で、独り身らしい物悲しさを醸し出している。
あとの客は見覚えがない、というか印象に残っていない。
そんなマクドで、スポーツ報知を読みながら、9時半頃までを過ごして帰宅する。
それが土曜日の朝の私の習慣だ。
早朝6時半に自宅を出て、隣のローソンでスポーツ報知を買い、そこから歩いて2、3分の距離のマクドへ向かう。
6時開店の店内は、まだ客もまばらだが、必ず先客がいる。
今まで1番乗りをしたことがない。
指定席と定めている、奥の4人掛けテーブルを確保し、店内カウンターでソーセージマフィンとコーラを注文する。
すぐ隣の席には、いつも常連の70代半ばくらいのオッサンが座っている。
数独の本を読みながら、コーヒーと水で、8時過ぎまで粘っている。
通い始めて2年ほどになり、先方もこちらを意識しているはずだが、喋ったことはない。
通路を挟んだ対面の席には、2回に1回の割合で、眼鏡をかけたスリムで背の高い女性が座る。
いつもアーストーンの地味なロングのワンピースを着て、小さなリュックを背負い、足元はグレーのスニーカーだ。
ちょうど、おねえちゃんからオバさんへの過渡期の年代で、独り身らしい物悲しさを醸し出している。
あとの客は見覚えがない、というか印象に残っていない。
そんなマクドで、スポーツ報知を読みながら、9時半頃までを過ごして帰宅する。
それが土曜日の朝の私の習慣だ。
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