★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

八月の濡れた砂

2022年09月03日 22時52分39秒 | 徒然(つれづれ)
 ネットの無料映画GYAO !で日活110周年記念で、昔の日活映画の特集をやっていた。
 見るともなしに見ていたら、「八月の濡れた砂」がラインナップされていた。
 日本の青春映画のマイルストーンともいうべき映画だ。

 これは観なけりゃならぬとばかりに、即、視聴。
 高校時代に観て以来だから50年ぶりだ。

 50年前の映画、それも邦画を観るのは、普段洋画しか観ない私にとって、結構な違和感がある。
 観て思ったのが、内容をほとんど忘れていたことだ。
 まるで初めて観ているような気分だった。

 筋らしい筋のない不条理モノの映画だから、それも仕方がないのかもしれない。
 キャストの演技やセリフが今と比べると、素人目にもぎこちないというか、下手くそだ。

 当時はそれでよかったのだろう。
 その時代のリアルタイムの風俗や風景に妙にマッチしていて、懐かしさではなく奇妙な熱気や焦燥を感じた。

 エンディングの石川セリの気怠い歌唱もよかった。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする