★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

ああ、夏休み

2022年09月08日 13時47分47秒 | 徒然(つれづれ)
 朝、母親に起こされ、眠い目をこすりながら、首からスタンプ帳をぶら下げてラジオ体操に出かけた。
 まだ舗装されていなかった家の前の県道を渡り、家から2、3分のラジオ体操会場の観音様へと向かう。
 小さな観音様の狭い境内には、近所の小中学生が2、30人ほど集まっていた。

 ラジオ体操を終えると、家に帰って朝食を食べ、アサガオに水をやり、夏の友や絵日記をこなす。
 それが済むと、海水パンツ一丁で、家の裏のトウモロコシ畑を抜け、線路を渡り、家から目と鼻の先の海岸へと走る。

 海岸は小さな港になっていて、波止場には多くの漁船が係留されていた。
 その右側は炭鉱の石炭の積出港になっていて、いつも巨大な石炭船が横付けされていた。

 波止場の防波堤の左側が、僕たちの遊泳区域になっていて、近隣の村落の子供たちが大勢集まっていた。
 昼前までそこで泳ぎ、家に戻って昼食の後は、近くの山に蝉取りに出かけた。

 3時過ぎに家に戻り、スイカやアイスキャンデーを食べて一服だ。
 そのあと、10円玉を握りしめ、子供の社交場の観音様前の駄菓子屋に集まって夕方まで過ごす。
 
 天井からハエ取り紙がぶら下がった駄菓子屋には、一日中ラジオが流れていた。
 そのラジオで僕たちは大相撲中継を聴いたり、流れてくる流行歌を覚えた。

 週に1、2度は、紙芝居のオッチャンが来て、僕たちは観音様の階段に座って紙芝居に夢中になっていた。
 夕食の時間に家に帰り、寝るまでテレビの漫画やアメリカドラマを観ていた。

 小学校低学年の時の夏休みは、そんなことの繰り返しだった。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
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吾輩は旧札である

2022年09月08日 11時00分53秒 | 徒然(つれづれ)
 ウォーキング途中、松屋でブランチ。
 券売機でソーセージエッグ朝食480円也を注文、千円札を入れるも、何度やってもエラーがかかる。
 別の千円札で試すと一発でOK。

 席について、初めの千円札をバッグの中の千円札とまとめる時に、そのデザインにふと違和感を覚えた。
 すわ、偽札かと色めき立ってよくよく見ると、なんと夏目漱石の千円札だった。

 いつの間に紛れ込んだのだろうか。
 たぶん、2、3日前にコンビニで煙草を買った時、一万円札で払ったので、その時にお釣りに入っていたのだろう。

 これはプレミアがついているかもしれないと、スマホで調べると、発行枚数が多く、プレミアはついていなかった。
 夏目漱石どころか、それ以前の伊藤博文や聖徳太子の千円札でも、使用済みのものは額面通りの価値しかないようだ。

 しかも、券売機や自販機ではハネられるので、現金手渡しの店でしか使えない。
 もしかしたら、店によっては、偽札警報が鳴り響くかもしれない。
 まったく困ったものだ。


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