★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

三島由紀夫の切腹

2023年10月06日 14時28分21秒 | 徒然(つれづれ)
 1970年11月25日、高校1年だった私は、いつも通り退屈な授業を受けていた。
 午前の授業が終わり、ちょうど昼食時に職員室の当たりが騒がしくなった。

 三島由紀夫、自衛隊、クーデターという言葉が、どこからともなく聞こえてきた。
 職員室の前には生徒の人だかりができ、テレビの中継を観ていた。
 誰かが「三島由紀夫が切腹した」と叫んでいた。

 三島由紀夫の名前くらいは知っていたが、それは平凡パンチやプレイボーイなどの週刊誌情報で、世界に名立たる小説家とは認識していなかった。
 ボディビルやボクシングで身体を鍛え、空飛ぶ円盤や漫画に興味を示し、任侠映画を愛する、軍隊ごっこをしている、プレイボーイの風俗小説家というイメージだった。

 その夜は、テレビはどのチャンネルも、そのセンセーショナルなニュースで持ちきりだった。
 今みたいにインターネットもなかったので、三島由紀夫の来歴や作品を検索する術もなかった。
 私は別に興味もなかったので、夜は洋楽を聴いたりギターを弾いたりしていた。
 
 翌日、国語の教師が、どんなに偉い小説家でもあんな死に方をしたら、その作品はすべて否定される、と言ったのが印象に残っている。
 現実にはそんなことはなかったのだが。

 その後、一応、三島の作品を読んでみようという気になり、何冊か手に取ったが、読破したのは金閣寺だけだ。
 その金閣寺も、他の作品同様、高校生には難解すぎたのか、面白味もなく、全然ピンと来なかった。
 内容もほぼ忘れてしまった。
 夏目漱石や芥川龍之介、太宰治などのほうが、まだわかりやすく読みやすかったし、感情移入できた。

 今でも、三島は独善的、排他的に道を誤ったとしか思えない。
 

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体力、精神力、生命力

2023年10月06日 10時44分23秒 | 徒然(つれづれ)
 生きていく上で必要な三要素、フィジカル、すなわち体力、メンタル、すなわち精神力、そしてバイタル、生命力だ。
 年齢と共に、体力、精神力、生命力の順に低下してゆき、人間は死を迎える。

 私の歳(69歳)になると、体力の低下は避けられないが、精神力はまだ健在で、生命力に至っては意識もしていないので大丈夫だろう。
 精神力が低下するのは病気をした時だろう。
 治癒すれば、精神力は再び復活する。
 ステージが進行した癌など不治の病だと、それはかなり困難で、生命力の低下へと繋がる。

 生命力を維持するためには、年齢的に体力の維持は無理だが、精神力の維持を心掛けるべきだろう。
 では、精神力を維持するためには、具体的にはどうすればいいか。

 その方法は人それぞれだろうが、私に関しては、ストレスを溜めないことだと思っている。
 私にとってのストレスの原因は、まずは人間関係だ。
 幸いなことに、これは定年退職してほぼ解消された。

 次が老後の経済的、健康的な面での不安だ。
 現在は年金生活で、大病や重大な事故がない限り、なんとかやっていけそうだ。

 病気や事故は、半ば運の問題で、自分ではコントロールしようがない。
 そんなことに気を揉んでいては、ストレスが溜まるばかりだ。

 結局、行きつくところは病は気から、明日は明日の風が吹く、で嫌な物事を突き詰めて考えないことだ。
 それを実践している私は、今のところ精神力、生命力は維持できていると思う。
 

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