住めば都、とはよく言われる。
どんな所でも、住み慣れたら、そこが居心地のいい都のように思われる、という意味だ。
高校生の私は、それを、住むのなら都(=都会)がいい、という意味だと思っていた。
そこで大学は絶対に東京にしようと思っていた。
東京と言っても、もちろん東京大学ではない。
慶応や早稲田も当時の実力では怪しかったので、東京六大学の残りのどれかでいいと思っていた。
そんな私の考えに、親や親戚は、東京は遠いぞ、怖いぞ、冷たいぞ、などと半ば脅し、半ば宥めにかかった。
結局、周囲の反対に負けて、親戚の住む大阪に近い、京都の大学を選んだ次第。
東の京都の東京都より、本来の京都だ。
京都の大学と言っても、もちろん京都大学ではない。
御所の前のD大学だ。
京都は教科書で習った、寺社仏閣に代表される千年の古都ではなかった。
九州の辺境の田舎育ちの私にとって、そこは十分すぎるくらいの都会で、かつ日本を代表する観光地だった。
やっぱり、住めば都だ、とまだ間違って感じたものだ。
ほどなく、友達に本来の意味を教えられて、住み慣れるほどに、なるほどな、思った次第。
逆に、当初は煌びやかな都と感じた京都も、住み慣れると、ただの学生の街にランクダウンしてしまった。
もちろん、住みにくいということではなく、行動範囲も限られており、それなりに住み心地は良かった。
今では京都に住んでいた12年間を遥かに超える、38年間を大阪で過ごし、京都は遠い追憶の街になってしまった。
たまに訪れても、当時の面影はほとんど残っていない。
どんな所でも、住み慣れたら、そこが居心地のいい都のように思われる、という意味だ。
高校生の私は、それを、住むのなら都(=都会)がいい、という意味だと思っていた。
そこで大学は絶対に東京にしようと思っていた。
東京と言っても、もちろん東京大学ではない。
慶応や早稲田も当時の実力では怪しかったので、東京六大学の残りのどれかでいいと思っていた。
そんな私の考えに、親や親戚は、東京は遠いぞ、怖いぞ、冷たいぞ、などと半ば脅し、半ば宥めにかかった。
結局、周囲の反対に負けて、親戚の住む大阪に近い、京都の大学を選んだ次第。
東の京都の東京都より、本来の京都だ。
京都の大学と言っても、もちろん京都大学ではない。
御所の前のD大学だ。
京都は教科書で習った、寺社仏閣に代表される千年の古都ではなかった。
九州の辺境の田舎育ちの私にとって、そこは十分すぎるくらいの都会で、かつ日本を代表する観光地だった。
やっぱり、住めば都だ、とまだ間違って感じたものだ。
ほどなく、友達に本来の意味を教えられて、住み慣れるほどに、なるほどな、思った次第。
逆に、当初は煌びやかな都と感じた京都も、住み慣れると、ただの学生の街にランクダウンしてしまった。
もちろん、住みにくいということではなく、行動範囲も限られており、それなりに住み心地は良かった。
今では京都に住んでいた12年間を遥かに超える、38年間を大阪で過ごし、京都は遠い追憶の街になってしまった。
たまに訪れても、当時の面影はほとんど残っていない。
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