人生にもキリ番というのがある。
キリ番とは、1000とか2000とかの、ちょうどキリのいい番号だ。
人生のキリ番は、最初に意識するのが成人を迎える20歳だろう。
今日から大人になるという決意みたいなものが、そこにはあった。
それ以降、30歳、40歳とキリ番の歳がある。
それぞれの歳を迎えるにあたっては、少なからず感慨めいたものがあった。
20歳の次にキリ番を強く意識するのが50歳だろう。
もう若くない、老いというものが身近に迫っているという不安めいた感慨だ。
それは還暦という60歳よりも強く意識したものだ。
還暦の時には、もはや、しかたがないという諦めの境地に達していた。
そして、来年は70歳という古希を迎える。
この歳になると、死期というものを意識せざるを得ない。
世間やまわりの友人知人の訃報が目立つようになり、明日は我が身という思いが去来する年齢だ。
もう十分生きたので、思い残すことはほとんどない。
しかし、同年代の誰しも思うことだろうが、大病になって長患いはしたくない。
知らない間にポックリと逝きたいものだ。
それは自身ではどうにもコントロールできないのが人生だ。
ならば、先のことは考えずに、今日を平穏に生きることだろう。
感動も刺激もいらない。
希望も欲望もない。
できる範囲で、自分のやりたいこと、好きなことができたら、それでいい。
やりたくないことはやらない。
少なくとも、今の引きこもり年金生活は、それができている。
これを老境、あるいは晩年というのだろうか。
とかなんとか言っちゃって、80歳のキリ番年齢まで生き延びたらどうしよう。
平均寿命が延びたとはいえ、90歳、ましてや100歳など、考えられない。
キリ番とは、1000とか2000とかの、ちょうどキリのいい番号だ。
人生のキリ番は、最初に意識するのが成人を迎える20歳だろう。
今日から大人になるという決意みたいなものが、そこにはあった。
それ以降、30歳、40歳とキリ番の歳がある。
それぞれの歳を迎えるにあたっては、少なからず感慨めいたものがあった。
20歳の次にキリ番を強く意識するのが50歳だろう。
もう若くない、老いというものが身近に迫っているという不安めいた感慨だ。
それは還暦という60歳よりも強く意識したものだ。
還暦の時には、もはや、しかたがないという諦めの境地に達していた。
そして、来年は70歳という古希を迎える。
この歳になると、死期というものを意識せざるを得ない。
世間やまわりの友人知人の訃報が目立つようになり、明日は我が身という思いが去来する年齢だ。
もう十分生きたので、思い残すことはほとんどない。
しかし、同年代の誰しも思うことだろうが、大病になって長患いはしたくない。
知らない間にポックリと逝きたいものだ。
それは自身ではどうにもコントロールできないのが人生だ。
ならば、先のことは考えずに、今日を平穏に生きることだろう。
感動も刺激もいらない。
希望も欲望もない。
できる範囲で、自分のやりたいこと、好きなことができたら、それでいい。
やりたくないことはやらない。
少なくとも、今の引きこもり年金生活は、それができている。
これを老境、あるいは晩年というのだろうか。
とかなんとか言っちゃって、80歳のキリ番年齢まで生き延びたらどうしよう。
平均寿命が延びたとはいえ、90歳、ましてや100歳など、考えられない。
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