★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

人生のキリ番年齢

2023年12月27日 11時56分15秒 | 徒然(つれづれ)
 人生にもキリ番というのがある。
 キリ番とは、1000とか2000とかの、ちょうどキリのいい番号だ。

 人生のキリ番は、最初に意識するのが成人を迎える20歳だろう。
 今日から大人になるという決意みたいなものが、そこにはあった。

 それ以降、30歳、40歳とキリ番の歳がある。
 それぞれの歳を迎えるにあたっては、少なからず感慨めいたものがあった。

 20歳の次にキリ番を強く意識するのが50歳だろう。
 もう若くない、老いというものが身近に迫っているという不安めいた感慨だ。

 それは還暦という60歳よりも強く意識したものだ。
 還暦の時には、もはや、しかたがないという諦めの境地に達していた。

 そして、来年は70歳という古希を迎える。
 この歳になると、死期というものを意識せざるを得ない。
 世間やまわりの友人知人の訃報が目立つようになり、明日は我が身という思いが去来する年齢だ。

 もう十分生きたので、思い残すことはほとんどない。
 しかし、同年代の誰しも思うことだろうが、大病になって長患いはしたくない。
 知らない間にポックリと逝きたいものだ。
 それは自身ではどうにもコントロールできないのが人生だ。

 ならば、先のことは考えずに、今日を平穏に生きることだろう。
 感動も刺激もいらない。
 希望も欲望もない。

 できる範囲で、自分のやりたいこと、好きなことができたら、それでいい。
 やりたくないことはやらない。

 少なくとも、今の引きこもり年金生活は、それができている。
 これを老境、あるいは晩年というのだろうか。

 とかなんとか言っちゃって、80歳のキリ番年齢まで生き延びたらどうしよう。
 平均寿命が延びたとはいえ、90歳、ましてや100歳など、考えられない。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに磨きがかかってきた。しかしそのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがある。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから買えます。
 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする