★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

食による幸福感

2024年06月03日 10時07分36秒 | 徒然(つれづれ)
 昔は食道楽と言っていたのが、今はグルメに変わった。
 グローバルな表現になったのか、軽い意味合いになったのかは、人それぞれの感じ方だろう。

 食欲は人間生きていく上で必要な、三大欲求の最たるものだ。
 グルメとはその欲求を満たすだけでは飽き足らず、食べることに関して、そこに喜びや幸福感を感じる類いの人間だろう。

 私のように、食べることは食欲を満たすだけのこと、もっと言えば、生存のための最低限の行為、と認識している者も少なくないはずだ。
 三大欲求のうちのもうひとつ、性欲ならわかるけど、食欲に喜びや幸福感が付随することが、味音痴で食に興味のない私には理解できないんだよね。
 要は、話題の料理を、遠方まで赴き、大行列に並んでまで食べたいとは思わない。

 もちろん、不味いものは食べないけど、食事は不味くなく、腹を満たせればそれでいい。
 旨いに越したことはないけど、あえてそれを求めようとは思わない。
 手近なもので適当に機械的に済ますことが多い。

 唯一、旨いとか、あるいは、ささやかな幸福感を感じるのが、夏の喉が渇いた時に飲む、キンキンに冷えたコーラだ。
 甘さと冷たさ、炭酸の刺激、渇きを潤す爽快感、一瞬のことだけど、それがたまらなく快感なんだよね。
 生きててよかった、健康でよかった、とまで思うんだよね。

 私にとって、その一瞬の快感こそが、性的快感に優るとも劣らない幸福感なのだ。
 

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだよね。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もするしね。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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