1973年大学に入学して、京都で初めてひとり暮らしを始めた当初、昼食と夕食はもっぱら学食で摂っていた。
学食なら、旨くてボリュームもあり、値段も貧乏学生にとってメチャ安だったからだ。
九州の田舎者にとって、街中の飲食店は入る前から、ハードルも値段も高いように思われた。
ある時、先輩に連れられて行った餃子の王将は、学食と同じくらい安くて旨かった。
何より、入店のハードルが低く、客層も学生や肉体労働者がメインで、馴染みやすかった。
そんなわけで、夕食は王将で摂るようになった。
食べるのは餃子と中華丼の一択だった。
ある日曜日、王将まで出かけるのが億劫で、下宿の近所の小さな中華料理店で、餃子と中華丼の夕食を摂った。
王将で食べ慣れていたので、間違いはないだろうとの思いからだ。
しかし、餃子は小ぶりで固いし、中華丼に至っては、昔、祖母が作っていたような、年寄り向けの野菜の煮付けみたいな餡だった。
王将の色鮮やかな野菜や肉の透明な餡と比べると、その茶色い野菜の煮付け丼は、見た目にも不味そうで、実際食べても、味は王将のそれとは雲泥の差だった。
それ以来、中華丼は王将でしか食べたことがない。
学食なら、旨くてボリュームもあり、値段も貧乏学生にとってメチャ安だったからだ。
九州の田舎者にとって、街中の飲食店は入る前から、ハードルも値段も高いように思われた。
ある時、先輩に連れられて行った餃子の王将は、学食と同じくらい安くて旨かった。
何より、入店のハードルが低く、客層も学生や肉体労働者がメインで、馴染みやすかった。
そんなわけで、夕食は王将で摂るようになった。
食べるのは餃子と中華丼の一択だった。
ある日曜日、王将まで出かけるのが億劫で、下宿の近所の小さな中華料理店で、餃子と中華丼の夕食を摂った。
王将で食べ慣れていたので、間違いはないだろうとの思いからだ。
しかし、餃子は小ぶりで固いし、中華丼に至っては、昔、祖母が作っていたような、年寄り向けの野菜の煮付けみたいな餡だった。
王将の色鮮やかな野菜や肉の透明な餡と比べると、その茶色い野菜の煮付け丼は、見た目にも不味そうで、実際食べても、味は王将のそれとは雲泥の差だった。
それ以来、中華丼は王将でしか食べたことがない。
ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。 そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★ 拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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