ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

五木寛之、帯津良一『生きる勇気、死ぬ元気』

2010-02-09 13:23:01 | 最近読んだ本
五木寛之、帯津良一『生きる勇気、死ぬ元気』(平凡社)

またまたいい本が出ています。
尊敬する医師、帯津良一先生と五木寛之という
素晴らしい組み合わせの対談をまとめた本。

以前にも紹介した『死を生きる。』もいい本でしたが、
こちらもみなさんにお勧めします。

対談なので、読みやすく、
自分としてはこのお二方の著書を何冊か読んでいて、
お二方の思想?や哲学?も分かっているつもりなので、
そうそう!と何度も思いながら、するりと読めました。

(帯津先生の実践している、西洋医学に東洋医学や
代替医療、気功なども取り入れた)ホリスティック医学は、
からだ、こころ、いのちの三つが一体となった
人間をまるごと診る医学であり、
また、生と死の統合を目標とする医学でもある。

生命エネルギーは病気であっても高めることができる。
その生命エネルギーをどんどん高めていって、
死の瞬間に最高潮になるようにするのが重要
(ちょっとここでは言葉足らずになってしまいすみません)。

西洋医学から見放されても、
代替医療ではさまざまな治療法があるので、
それを進めていくことで、(亡くなった場合でも)
残された人たちはある種の達成感が得られる。
西洋医学から見放されても、絶望したりすることはない。

百パーセントの確率で、すべての人に約束されているのが死、
だからもっと身近に感じて、「覚悟」しよう。

「メメント・モリ」=「死を想え」。

肉体の衰えは現実として認めつつ、
生命のエネルギーは日々高めていこう。

生命エネルギーを高め、死後の世界へ
元気に旅立とう。

生きるも死ぬも、あるがままに。

心に残ったことだけ書いてみましたが、
一番印象的だったのは、
帯津先生の奥様が昨年1月急逝、
不憫に思ったが、不思議なことにかなしみは
それほど深いものではなかった、と言っていること。
それは「虚空」でまた会えるから。です。

この感覚は素晴らしいものだと思います。

「じゃ、またね、待ってるから」
「じゃ、いずれまた」

という感じでしょうか。
といっても、奥様は旅行中?ホテルの部屋で倒れていたそうで、
その時、帯津先生は養生塾の講師として長野にいたそうです。

尊敬するこのお二方の著書は
これからもたくさん読みたいと思っています。
コメント
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