ホリスティックライフ in 世田谷

都会の中の田舎に住み、ウキウキ、ワクワク楽しく暮らす。
キーワードは、ホリスティックライフ。

興味深くて面白い世田谷市民大学

2023-11-18 21:57:43 | 日記
物事の裏でうごめくのは陰謀論などではなく、陰謀そのもの、
とおっしゃる講師の日本の食料・農業危機についての講座は、実に痛快です。

雨が降る中、出かけました。
本当はお昼を三宿の新記で食べようと思っていたのに、
雨模様のため、予定変更。
お昼ぐらいに雨が激しくなりそうとの予報もあったので、
早めにがやがや館入り。お昼もそこで食べることにしました。



初めて食べる海老と帆立のピラフ850円。
スープとサラダが付いています。ご飯は少なめにしてもらいました。



海老も帆立もしっかり入っていて、満足度高し。
ピラフは炒飯と同じく、ご飯だけひたすら食べるというのがあまり好きではなく
(おかずとご飯や小鉢が並ぶ定食と比べて)、滅多に注文することはありませんが、
これはこれで気に入りました。
雨にもかかわらず、大賑わいで、食べているうちにほぼ満席に。

食料自給率はなぜ下がったか。
明治時代前期まではお茶や米などを輸出していて、自給率は100%を超えていた。
戦前でも86%あった(昭和14年)。
戦後は米国の日本占領政策により、最初は敗戦直後の食料難を支援するため
という名目にしたものの、その後は貿易自由化を迫り、
結局のところ、常に米国での余剰農産物を日本に押し付けてきた。
小麦、大豆、とうもろこし。
生産過剰となっていた米国の小麦を日本に大量に買わせる戦略の一環として、
洋食推進運動が実施され、キッチンカーが全国を走り回り、
パンの試食会などを行った。
学校給食もパン食となった。
その影響もあり、米の消費量が減り始め、水田の生産調整となり、
食料自給率も下がり始めた。

1980年代になると、米国産の牛肉やオレンジなどの
輸入数量制限の撤廃を迫られ、合意。

肉食も、大豆・とうもろこしを飼料として輸入⇒畜産⇒肉食という図式で、
増えて行った。

食料自給率は政策によって減少してきた。

洋食推進運動に巻き込まれたのが、まさに親の世代ですね。
裏で陰謀があったことも知らず、何の疑いもなく、
洋食化が進みました。
考えてみると、子どものころ、食卓に上ったのは、
朝食は毎朝トーストだったし、
なぜか日曜日はよく卵かけご飯(卵のご飯と我が家では呼んでいました)が登場しましたが、
夕食は、ハンバーグ、トンカツ、マカロニグラタンなど、
洋食が確かに多かったですね。
祖父母の家での食事とは明らかに違っていたと記憶しています。

そういえば、煮物とか食べた記憶ないよね~と
少し前に姉と言っていたんですよ。
煮物とか煮魚とか。

かなり前にテレビで、70~80代ぐらいの女性たちの多くが
母親から料理の作り方を教えてもらったことがない、
と言っていたことを思い出しました。
つまり、戦後から高度経済成長期にかけて、急激に洋食化が進み、
親の世代から教えてもらうような伝統的な和食が
忘れられていきました。

米国の陰謀は、完全に成功したわけですね。見事なものです。
お肉大好き!と言う人の何と多いことか!
パン大好き!圧倒的に多いですよね。ご飯大好き!より。

裏を知ってしまうと、これでいいのかと思ってしまいます。
今後も、輸入牛肉に使われているホルモン剤の話とか、
種の話とか、興味深い内容が続きます。

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