虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

ラリーも佳境に

2013-10-09 09:47:40 | スポーツ
今回のラリー北海道は、アジアパシフィックラリー選手権(APRC)と全日本ラリー選手権(JRC)の共催であり、現在国内で開催される唯一の国際格式のラリーでもある。

通常の国内(全日本)戦より距離が長く、ドライバーなどチームクルーにとっても、車両にとっても過酷な戦いが強いられる。
また時期的に選手権も佳境に入り、上位ランカーは選手権ポイントを睨みながらの戦いになってくるのも特徴。

例年、ラリー北海道では、1日くらいは雨にあたるのだが、今年は珍しく安定した天候の下で開催されました。

数年前には、集中豪雨でコースが水浸しになり、ステージ(競技区間)がキャンセルになったこともあったほどだから、選手たちはもちろん、我々観客もとても快適にラリーを楽しめました。

また季節が10月後半に設定されると、降雪や霜によるアクシデントも予想されます。
そして、十勝のコースは全体的に高速で、トップスピードは180㎞/hに迫り、競技区間の平均速度も約90㎞と、日本国内で開催されるラリーにしては、かなりのハイスピード設定になっています。

APRCでは、日本では市販されていないチェコのシュコダ「ファビア」の車両が2台エントリー。
それを追うのは、日本ラリー界の第一人者・新井敏弘選手のスバル「インプレッサ」
この3台が、序盤から激しくトップ争いを繰り広げます。

しかし、SS3で新井選手のインプレッサにミッショントラブルが出て、戦線から脱落していきます。

今回のラリー北海道では、その新井選手の子息・大輝選手が初めての参戦。
初めての参戦と思えないスピードを披露。
多くのラリーファンを驚かせました。私も携帯情報を確認しながらビックリしてました。

しかし、父親が脱落した次のステージ(SS4)のコーナーでロールオーバー(転倒)し、リタイヤとなってしまいます(写真:転倒したクルマを起こした後)
リタイアした父親の分も…と張り切ったのかもしれませんが、残念な結果になってしまいました。

昨年は、息子・大輝選手が転倒した200mほど手前のコーナーで、父親の敏弘選手が林の中に突っ込み(※)あわや…という場面があっただけに、親子の因縁を感じずにいられませんでした。
そして、親子ともどもイケイケ(?)のキャラクターのようです。
※その模様の動画(ラリー北海道2012)http://www.youtube.com/watch?v=8BPwqgMkHhQ

2人(台)とも翌日までに車両を修理して、29日は朝から何事もなかったかのように走っていました。
初日の鬱憤を晴らす走りをコース各所で見せていました。

明日は熾烈なチャンピオン争いを繰り広げる全日本(JN4)クラスについて。