虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

快挙

2016-01-15 09:28:26 | スポーツ
1週間ほど前の話になりますが、ラグビー大学選手権で帝京大学が7連覇を達成しました。

ラグビーで7連覇といえば、新日鉄釜石や神戸製鋼のイメージが今でも強烈です。
ただ彼らは社会人チームで、主力メンバーの変動が大きくない特徴があった

対して、毎年メンバーの入れ替わりがある学生チームでの7連覇は、いくら称賛の言葉を並べても足りないくらいの快挙だと断言できる。

勝ち続けることの難しさ、相手チームのマークが厳しくなる中で、着実に勝ちきる伝統を築き上げてきた帝京大学ラグビー部。
フィジカル面だけでなく、メディカル的なアプローチを積極的に導入し、ベストなパフォーマンスを発揮できる環境整備をしてきたという。
おそらく帝京大学の他の体育会(運動部)にもそのノウハウなり、勝ちきる伝統が伝搬していくのではないだろうか?

かつて、大学ラグビーは早稲田、明治、慶應などの伝統校が覇権を争っていた。
しかし、近年は帝京、東海、筑波など、比較的新しいチームが大学ラグビーをリードする時代になってきた。

競技は異なるが、正月の箱根駅伝を見ていても、青山学院が連覇し、東洋、駒澤が追う展開になり、かつてとは様相が異なってきた。
ここでも早稲田や明治、中央、順天堂といった大学駅伝の時代を築いたチームがトップに出られない現象が出てきている。

時代の変化に伴い、スカウティングの仕方や育成・強化の方法などで、もっと言えば大学のプロモーション戦略の違いによって、新顔が台頭するようになってきた一例といえる。

いずれにしても、帝京大学の大学選手権での7連覇はアッパレだし、この連覇記録がどこまで伸びるのか今から楽しみである。
その前に19年ぶりにトップリーグ王者との1発勝負となった日本選手権でどこまで戦えるか注目したい。

個人的な予想では、10点差くらいでトップリーグの強豪と競り合う展開になれば、帝京は大健闘といえるのではないか?と見ています。