NHKニュースより。
「秘境駅」として知られる一方、一時、廃止も検討されたJR室蘭線の「小幌駅」について、地元の豊浦町が新年度もJR北海道に代わって管理することになり、駅の存続が決まりました。
鉄道以外の方法でたどり着くのが難しく、鉄道ファンの間で「秘境駅」として知られてきた豊浦町の「小幌駅」は利用者が少ないことからJR北海道が一時、廃止を検討しました。
しかし町は観光振興につなげようと、去年3月、みずから費用を負担して駅の管理を行う協定をJRと結び、道内で唯一、自治体が駅を存続させてきました。
21日、町役場では、村井洋一町長とJR北海道の戸川達雄駅業務部長が新たな協定書を取り交わし、ことし4月から1年間、引き続き、町が管理する形で駅が存続することになりました。
調印式で戸川部長は「JR北海道は財政的に厳しい状況だが、豊浦町が駅の価値を見出してくれたことに感謝しています」と述べました。
町は、今年度、小幌駅と周辺の美しい海岸などを楽しんでもらうモニターツアーを8回企画し、観光客から人気を集めたということで、新年度はツアーの商品化を進めていくことにしています。
村井町長は「小幌駅を残してよかったと思ってもらえる取り組みを進め、観光振興につなげたい」と話しています。<了>
こちらは駅(単体)ですが、本気で存続を望むなら自治体も負担しないといけないことが、このニュースからもわかります。
廃線の危機にある自治体の皆さん、わかってますか?
他者に責任を押し付けていても、何も解決につながらないですから。
それと再三言いますが、今のJR北海道には問題解決する気力も財源も乏しいのだから、期待するだけ無駄ですよ。