三菱自動車の「デリカD:5」がビッグマイナーチェンジをした。
あくまでもディーゼルエンジン車のみ(D:5全体の約90%を占めるモデル)であり、ガソリンエンジン車は旧来のモデルが併売されるという。
今回のビッグマイナーモデル、なんとも押し出しが強いというか、個性的な顔つきである。まるで昔のアメリカ車のようなギラギラ感。トヨタの競合車種も似たようなテイストではあるが、ここまでギラギラしていない。
この顔つきはまったく個人的な好みではない。
どういう検証や考察からこのような顔つきにしたのかわからないが、あまりにも不細工すぎないか?またメッキ類の使い方が下品に見える。
あくまでも個人的な感覚だが、理解できかねるデザインである。これなら旧モデルの顔つきがいいと思う。
このデリカD:5(旧型)は、走りの面では評価しているクルマだ。とくに悪路走破性が高く、北海道の雪道でも安定した走行性能を見せてくれた。地上最低高が高いため、深雪もへっちゃらで、パジェロを彷彿させる走破性があった。アウトドア志向のユーザーには人気がある車種だけに、そういうユーザー層からは今回のビッグマイナーモデルは敬遠されそうだなぁと感じる。
メーカーイメージが良ければもっと売れるクルマなだけに、メーカーの迷いみたいなものも見え隠れする。大胆な変更が吉と出るか?凶と出るか?