虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

迷惑でバイオレンスなお話し

2019-06-18 00:20:52 | 社会

6月某日、夜21時頃のこと。

都内の人通りの多い駅前を、友人との食事を終え、駅に向かってフラフラと歩いていたら、変なオッサン(坊主頭にTシャツ、短パン=まるで山下清<放浪画家>のような風体、あとで聞いたら55歳らしい=パッと見、60代に見えたなぁ)に、ある女性(40歳くらい?)が絡まれているではないか?

余りにも雰囲気がおかしいから、友人と一緒に2人の間に割って入り「いい加減、やめなさいよ!」って変なオッサンに注意した。周りには、同じように止めに入ろうとした男性が1~2人。

すると変なオッサンが、私に対して、偉そうに指を指して「アンタ、公務員か?警察か?」と聞いてきたので、「どっちでもないよ」と極めて紳士的に返答した。

そうしたら「卑怯者!逃げるのか?」といきなり激高し、罵声を浴びせて、挑発しやがった。言ってることもめちゃくちゃ。すると間もなく殴りかかってくるではないか!

はっきり言ってキチ〇イである。久々に出くわしたバカ者の登場である!

仕方がないから、1~2発(ダメージがない範囲で)殴らせてから、正当防衛として反撃を開始。食事をした友人は見守り係。あとで聞いたが、周囲の人に、警察を呼んでくるように伝言したらしい!ナイス判断‼

こっちが「好戦的な性格+戦闘的な肉体」なのを知らないな!あと若いころは結構やんちゃだったんだぞ!どんなになってもしらないぞ!

最近は仕事で身体を鍛えているから、コンディションもいいんだぞ~。甘く見やがったな、バーカが…。

まず脇固め(アームバー)の要領で抑え込み、左手の人差し指と中指を手の甲側に返したら、あまりに呆気なく「ポッキリ」と折れちゃった。あっという間に(指の付け根から)脱臼である。あっけないほど弱かった。手ごたえナシ。カルシウムが足りないか、鍛え方が甘いな。

脱臼の痛さにオッサンが「いてぇ―」とうずくまる。薄くなった頭髪を鷲掴みにして起こそうとした瞬間、走り高跳びにおけるベリーロールの要領で、後頭部に右膝で「膝蹴り」一閃!「ボグッ」って、鈍い打撃音がした。延髄斬りのような、変形のシャイニングウィザードのような…。

すると、その55歳のオッサン、蹴られた弾みでバランスを崩し、前方の鉄柵に前のめりに激突。額の真ん中に鉄柵のボルトが刺さり、あのブッチャーのようにパックリ割れて、顔面にはピューと鮮血が…!そのまま昏倒しちゃった。まるで昭和のプロレスだ。

こっちも返り血を浴びたじゃないか!汚らしい‼

遅ればせながら(友人が伝言して、交番から呼んできた)警察官がやってきて、ひとまずバトル(反撃)は終了。

一応、当事者ということで取り調べを受け、私には「概ね非はない」ということで帰宅できた。おかげで帰宅したのは終電間近(深夜12時半過ぎ)。

ただ「正当防衛にしては、ちょっとねぇ…」と警告(注意)が出されましたが…。こちらとしては、挨拶(返礼)程度に軽くやったつもりですが、ナチュラルパワー(素の破壊力)があるものですから。私の「ちょっと」は一般的には「とんでもない」らしくて…。

それなりの齢ですが、その部分の衰えはないらしい。その点は反省しないと。こればかりは、どうしようもないことだし。どうでもいいけど、力の配分の問題か?

数日後、絡んできたオッサンについて、警察からざっくりと報告がありました(そんな報告いらないのに…)

自宅から30分圏内、アチコチに出没し、関係ない人にクダを巻いている「有名人?」らしく、基本的に素面でいろんな人にいちゃもんをつけている常連(ゴロツキみたいな奴)だとか。その日はアルコールも入っていたため、いつも以上に過激な言動になっていたとか。

かつて、そのオッサンがどこかの役所で、気分を害されることがあったとかで、それから政治や公的機関(公務員や警察)を目の敵にしている模様。いつも似たような方法で、関係のない人に絡んでるんだとか。他人迷惑な奴ですな。

しかしながら、さほど悪質でもない(軽犯罪の部類)ので、時が経てば野に放つしかないようで…。

私は「あのオッサンはキ〇ガイだから、オリの中にでも入れとくか、橋の欄干からロープで吊るすとかした方が良いよ!」ってアドバイスしたけど。ある警官は「面白いこと言うねぇ」って喜んでたけど。警察の人も結構「S=サド」の人が多いんですよね。ちなみに私は「スーパーS」ですが。

まるで、テリー〇藤が若いころに手掛けた(過激なバラエティ番組における)めちゃくちゃなやり方(演出?)に近いけど、それくらいしないとダメだって。なんたって危ないんだから。

今回のように、ここまで手負いになったのは初めてらしく、左手の人差し指と中指の脱臼と、左側頭部の打撲、前頭部の裂傷などで、全治1カ月半とか。その程度で済んだ幸運に感謝すべきだね。悪質な奴らなら殺されてるか、半殺しだから。警察も暗に認めてたよ。

警察曰く「あんたも少々やり過ぎだな。ただ経緯からして、間に入って巻き込まれたわけだし…。今回は警告・注意とします。あと、あのオッサンにはいいクスリになったんじゃないか」とあっけらかんとしたもの。こちらも何かの試合後みたいな感じで、反省すべき点はそれなりにしながらも、気分的にはさっぱりしたもの。汚らしい返り血だけが何とも不愉快だったけど。

幸い、私はオッサンに数発殴打されたが、かすり傷もありませんでした。とにかく口(挑発)ほどじゃない非力さだったから。ただメガネのフレームが歪んだため、応急修理しましたけど。

取り調べ時にも、その後の連絡の時にも、警察官に「あなた(ホントに)カタギの人?」って聞かれたので、「ご覧の通り、善良な市民ですよ!」と答えておいた。完全に疑われてるな。まったく失礼だよ。

とんでもないことに、巻き込まれましたわ。ハッキリ言って不愉快でしたが、良い経験をしました。幸いにも、相手がくせ者だったこともあり、過剰防衛として扱われなかったし、こちらも被害がないから、こうして話せますけどね。

でもこういうことを無視もできない性分なもので…。どうしたらいいんでしょうかね?

今回、悪いことに巻き込まれた分、別な幸運に恵まれればいいけど。

皆さんもくれぐれもご注意ください。そして、状況に応じて間に入る勇気も持ちましょう(とくに健康な男性)!

ただ、当たり前ですが、やり過ぎは厳禁です。

余談:最初に絡まれた女性から「感謝の気持ち」ということで、菓子折りを渡したいと伝えられ、警官がその方に成り代わり、自宅まで持参して来ました。ホントは直接渡したかったらしいけど、個人情報の観点で住所は伝えられず、警察に置いて渡すように告げられたという。一緒にいた友人と数日前に、そのお菓子でお茶会をしました。とても美味しくいただきましたよ!

ps、「傍若無人なオッサン」には、時々摩訶不思議なことが起きるのです。こっちが変な正義感を出して割り込むから悪いのかなぁ?