虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

少しだけ気の毒

2021-02-20 07:01:11 | スポーツ
時事通信より。

東京五輪・パラリンピック組織委員会の新会長に18日、橋本聖子五輪担当相が決まった。

「大会を成功させて」「不安が残る」。開催まで半年を切る中、聖火ランナーやボランティアらは新たな「大会の顔」に期待と困惑を交錯させた。

東日本大震災の際、岩手県大槌町で被災し、聖火ランナーとして「復興した姿を伝えたい」と意気込む専門学校生、佐々木慎也さん(19)=東京都大田区=は「聖火リレーまで約1カ月。この時期の会長交代には不安がある」と話す。復興五輪の理念がかすみつつあると感じており、「新型コロナウイルスの対応も復興の発信も、両方成功させてほしい」と新会長に求めた。

「女性が選ばれて安心した」と話すのは都市ボランティアの高橋真由美さん(58)=埼玉県志木市=。橋本氏の豊富な五輪出場経験に触れ、「大会のことは誰よりも知っているはず。できるだけ完全に近い形での開催に向け、何かしてくれるのではないかと期待したい」と喜んだ。

東京・銀座では、無職古矢敏光さん(86)=板橋区=が「国会答弁の顔つきや話し方から肝が据わっていると感じ、今一番頼りになる人。苦労すると思うが、よく引き受けてくれた」と評価した。

フリーターの男性(27)=さいたま市=はJR渋谷駅前で、「可もなく不可もない。女性を選んだのは合理的だ」と淡々と話した。キスを強要したと報じられた騒動についても「過去のことで五輪とは無関係。騒ぎ過ぎではないか」と首をかしげた。

厳しい声も上がった。渋谷駅前で友人と待ち合わせていた無職水書功二さん(79)=東京都世田谷区=は「大臣のような政府関係者ではなく、中立の立場の人が選ばれるべきだ」と批判。「セクハラ(騒動)もあった。海外からばかにされるのではないか」と不安視した。〈了〉

いろんな方々の名前が上がり、最終的に落ち着くところにおさまった感じがします。
できることなら、こんなときに、こんな「大役」はやりたくなかったはずだが、断りきれなかったということか。 

今はコロナ禍でもあり、今夏の開催も極めて難しい状況下での会長就任は、正直なところ、貧乏くじを引かされた(お鉢が回ってきた)ように思えてならない。
どうなるかわからないが、気の毒な役回りを引き受けた印象である。

今夏の開催は到底無理です。
関係する人たちは躍起になっていますが、そうなることで余計に国民が興ざめしているのが、わからないのかな?
まずはコロナ対策であり、科学的な根拠を示さなきゃ話にならん。
精神論ばかりが先行している感は拭えないもの。 
そして、オリパラに費やすカネはコロナ対策に回さないでどうするんだ?って思っています。

オリンピック(そして、パラリンピック)は平静の世の中だから、成立するものであり、有事のときにするものではない。
この利権にまみれた国際スポーツイベントの本質も明らかになり、いまだに見直そうとする動きがないのは甚だ残念。
アスリートの皆さんには、気の毒でしかないが、やはり開催するのは世論的にも道義的にもあり得ない(許されない)と改めて思います。
開催する街(国)の人々に歓迎されないオリパラって何だよって、思わないのかな?