虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

健闘したものの…

2023-10-11 05:19:20 | スポーツ
ラグビー日本代表の今回のワールドカップでの戦いは終わった。
8日、1次リーグ最終戦でアルゼンチンと戦い、27-39で敗れ、D組3位が確定。
2大会連続、海外大会では初となる8強入りはならなかった。

自国開催の2019年大会で初のベスト8に到達し、今回はそれ以上の結果を目標に大会に臨んだが、一歩及ばずに終わりました。

大会前のテストマッチの状況からすれば、予想以上に戦えたと思います。
8月16日に「今回の戦いは...」(https://blog.goo.ne.jp/businessmanagement/d/20230816)と書き込みしましたが、その段階より修正もでき、現有戦力でやれることはやれたのではないだろうか?
その部分は称賛して良いと思っています。

反面、今大会では(改めて)課題も浮き彫りになりました。

まずは「選手層」の問題。
試合間隔が開いた日程だったが、それでも故障者や不調者が出てしまうと、その穴埋めが厳しいのが見えました。
一朝一夕ではどうにもならないが、将来を見据えて他競技からの転向も含めたスカウティングも必要な気がします。
また日本国内のリーグのみならず、どんどん海外リーグで活躍できる機会を作るなど、日本協会も含めたバックアップも必要でしょうね。

それと「日本流」の戦い方の確立だね。
フィジカルで劣る日本の場合(とはいっても半数近くが外国出身の選手だが…)、チームとしての統率や連続攻撃など優れている部分をもっと強化してもいい。
前回大会に比べ、攻撃のバリエーションが少なかったのも気になりました。
どこから何を仕掛けてくるか読めない不気味さは少なかったかな。

あとは「守備」ですね。
時々、集中力が途切れる場面が見られ、多くは相手の得点につながっていました。
これはフィジカルや持久力との関連性もあるのでしょうが、何とも勿体ない気もしました。
これから上位チームのトーナメントが始まりますが、強豪といわれるチームは肝心なところでの守備が固いし、イージーミスも少ない。
その点では、今回のジャパンは課題が残りました。

最後に「若い選手」の台頭。
今回、最も物足りなかった点ですね。
4年後、8年後に向けた準備という点で不安があります。
個人的には、今回はそのための経験を積ませるチャンスでもあったように思うのですが…。

次回大会は、大きくメンバーも変わることでしょう。
その時、どんな「ジャパン」(顔触れ、チーム構成)となるのか?
新たな指揮官のもとで、どんなラグビーを見せてくれるのか?
今の段階では、不安と期待が入り混じっていますね。

まずはこの大会を勇敢に戦った日本代表の選手たち、関係者の皆様、ホントにお疲れ様でした。
今回の健闘が、今後につながるのを期待しています!

㎰、これからのトップレベルの戦いは見ごたえがありますよ!