第1838話 玄関のピンポン

2018年04月15日 06時30分00秒 | Weblog

日曜日の夜、

我が家の玄関のドアチャイムが2度鳴る・・・

こんな時間(深夜)に誰?

私も 息子も 目覚めたものの、

あまりの恐怖に身をひそめ、過ぎ去るのを待つ。

 

この恐怖体験を書こうとして、

玄関のピンポン(または、ピンポーン)という俗名、

わかりやすい言葉ではあるが、

あまりの緊張感のなさに 正式名称を調べる。

 

呼び鈴。ドアチャイム。玄関チャイム。コールチャイム。

確かに、正式ではあるけれど、

「ピンポン鳴らして」とか

「ピンポンが鳴って誰かと思ったら・・・」

日常語として地位を確立しているこの擬音語の方がしっくりきて、

「チンする」(電子レンジ)同様、

その普及率の高さ(正式名称越え)を思う。

 

別室で眠る主人に助けを求めたいが、

主人のところに行くには、玄関の前の廊下を通らねばならず、

そこは、人を感知してライトがついてしまうシステム。

事件発生時、息子とふたりじっと身をひそめていたが、

ほとぼりがさった朝、

主人に深夜のベルについて心当たりを問う。

「この時期、町会費の徴収ではないか?」

・・・ピンポーン(正解)。

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