8月23日 美深側に下りて来て終点で振り返った所です。
ここから舗装されています。
走りやすいダートだった。セダンでも腹をこする心配は一切ない。というか、オフロードバイク
よりもずっと走りやすいと思う。
昨日投稿の、駐車場の休憩場でジンギスカンをご馳走してくれた人達の車も、普通のファミ
リーカーだった。しかも4人乗りでも腹をこすることはなかったそうだ。
達成感はないが、天気がいいときは、景色を堪能することに専念できる。
歌登側は走りを楽しんで、美深側は景色とカメラを楽しむようになっている。
看板の距離数とハスラーのメーターのトリップカウンターを見ていただきたい。
歌登で給油したときにゼロにしたものだ。看板より20km多いが、それは加須美峠ー函岳間が往復で、ちょうど20kmなのでぴったりだ。道道120-グリーンパークホテル往復分は?。
それは給油して1kmほど走った時点で気付いてセットした。だからメーターがかなり正確なの
が分かる。
1980年製のバイクが、元気にこのスーパー林道を走りきった。性能的にはなんの不足もな
かった。皆さん是非チャレンジしてみてください。だだし歌登側はオンロード車では、不可能
ではないが苦痛だと思う。
次回はシートをカットして取り付けた、キャリヤについてレポートします。
美深歌登線の道道120からの入り口は、歌登グリーンパークホテルから14~5km
の所にある。が、目印は一切無い。
でも心配ない。天の川トンネルの手前にパーキングがあり、そのパーキングは橋を渡
った所にある。そしてその橋と、パーキングがチョビットだけ見える所に入り口がある。
つまり、その橋のちょっと手前右側なのだ。入り口はかなり広い。3トントラックが止まっ
ていたが一切邪魔にはならなかった。
実はこのドライバーに教えてもらったのだ。トラックの荷台には、大きな草刈り機をセ
ットした、トラクターを積んでいた。林道の脇の草を刈る仕事を請け負っているという。
函岳に行くには、少し戻った所からもいけるとか、昨日熊がいたぞとか、心配なことを
言うのだ。聞かなければよかった。
さて、勇気を出してスタートすると、すぐにダートになる。道幅は広くフラットだ。
いい気持で進んでいくと、急に狭くなっているのが遠くから見える。そこに着いてみると
ややっこしいことに、左側にもっと広い道があるのだ。
心配になり止って左側を見ると、ラッキー、少し先にライトバンが止まっていて、人がいた。
直進で間違いないと言う。
3分も走ると、また心配になってきた。狭すぎるよ、走る分には何も問題はないが、熊が出
たら、Uターン出来ない。クラクションを鳴らしまくった。
10分も走ると、今度は橋の上に、マウンテンバイクで美深まで行くと言う西洋人系の青年
がいた。凄いよねー。熊のことなんか全然きにしていなかったから。しかも私と同じツーリ
ングマップルを持っているんですよ。そして、「この橋はここですよ」と日本語で言って、地
図を見せてくれるのです。読めるんですよ。恥ずかしくなったね。
元気が出てきたので、彼と別れて走り出すと、上りになってきた。しばらくは彼の心配をす
る余裕があったが、だんだん急坂になり、ジャリが浮いてきて、しかも大きくなってきたので
それどころではなくなった。砂やコジャリは流れてしまったのだろう。
このあたりから、ハンドルが私ごのみではないことが判明した。フラットでは問題なかったの
だが、前上がりになってくると、ちょっと腰を浮かした程度では、ハンドルに体重を掛けら
れないのが判明したのだ。
自宅近くのフラットダートで調整したのがいけなかった。
ほとんど膝が伸びきるぐらいのスタンディングスタイルになる必要があった。私は昔のプア
ーなショックのバイクでラフの乗り方を覚えたので、暴れるリアをお尻で押し戻すような乗り
方なのだ。だからお尻は10cmぐらいしか浮かしたくないのだ。
めんどうくさいのでドッカト座ったままで、のんびり走ることにした。
函岳山頂すぐ下の駐車場です。トイレと広い休憩室が有ります。命がけでハスラーのエン
ジンを止めた。この後は10kmの下りなので何とかなると思った。
カメラの真後ろが下の写真です。
函岳山頂のレーダー塔です。この塔の裏側が本当の山頂になります。ここから5分で登れ
ます。
薄い霧がかかっていて、遠くは何も見えませんでした。
ハスラーの所に戻ったら、先ほど看板のところですれ違った人達がジンギスカンをやって
いました。優しい人達で、ご馳走してくれました。
やっぱり地元の本物はうまい。どうして内地では売らないのだろうか。絶対に政府が関係
していると思う。
バッグにお土産の乾燥湯葉が、一袋残っていたのに気付いた。良かった、お返しが出来た。
いつどこで優しい人に出会うかもしれない。特に北海道はその確立が凄く高い。
以上が長い前置きです。これからハスラーでのチャレンジのレポートです。
遅くなったのでとりあえず、この時点でいったん投稿しておきます。
今日はスーパー林道にチャレンジの日だ。
朝、ホテルの窓から外を見ると、駐車場は濡れていた。心配は的中してしまった。
ハンドルのスイッチに、農業用マルチシートを巻きつけておくのを忘れていたのだ。
多分それが原因だと思っている。
キック5回、全く反応が無い。火花が飛んでいないようだ。プラグキャップは対策しているので
問題ないはずだ。コードを伝ってキャップに水が入らないように、ちょっと手前に木綿の細紐を
結んで、たれ下げてある。ここから下に落としてしまう仕掛けだ。
万が一伝ってきたとしても、キャップに染み込まないように、細めのタイラップでコードの差込
み口を硬く締め付けてある。
迷わず、新品のプラグに交換した。4サイクルなら、全開にして乾かしてしまう手があるが、
2サイクルは、オイルポンプも全開になってしまう。と思ってる。
キルスイッチをガチャガチャ動かして、全部のスイッチを動かして、そしてキック。かからない。
震えた。CDIユニットだったら、旅はここで終わりだ。祈りながらもう一回キック。かかったー。
周りに迷惑なぐらいの大きな音と、まるで焚き火のような白煙が、広い駐車場を覆ってしまっ
た。
私はこの旅で、もう2度も神に祈り、2度とも神に感謝した。
今度ここを訪れたら、あのキタキツネの店(9月14日投稿)に行ってみようと思った。
肩掛けバッグに、熊スプレーと鈴と、ピストル、笛のフルセットを詰めて、いざ出発。
林道の写真はこの1枚だけしかない。途中でエンジンが止まったら、という恐怖で撮影でき
なかったのだ。
次回は林道走行をレポートします。
2サイクル車で北海道に行くのに、心配なのは2サイクルオイルだと思う。
日光~兜沼(サロベツ原野)~宗谷岬~クッチャロ湖~歌登グリーンパークー旭川ー富良野
ー札幌ー苫小牧ー仙台ー日光 までをレポーします。
使用車輌 TS250ハスラー(12型)7742Km走行車
日光ー兜沼キャンプ場 600km オイル約900cc補充で満タン。(自宅から携行したもの)
〇 兜沼ー歌登グリーンパーク 290km ここで残りの100ccを補充。
計算では約200cc消費しているはずなので、ほぼ満タンの状態。なので、翌日は安心して
美深歌登線経由で旭川(200km)まで行ける。
〇 旭川のホームセンターでは、ヤマハのブルー缶980円を購入。空き缶を引き取ってもらう。
そして旭川で満タン。この時点で約700cc残
旭川ー富良野 145km(さまよいまくったので)。ここでさらに満タンにする。(約600cc残)
富良野ー札幌 170キロ(日高、夕張経由) 、札幌ー洞爺湖ー伊達ー苫小牧 200km
仙台ー日光 250km 合計730km (この間 無給油)
結論 1ℓ携行する。
どこかの町のホームセンターで、1L購入する。
昨日の記事は、記事の下の空白が以上に大きくなってしまったので消去しました。
歌登から道道120を6~7きろ南下したあたりに看板が有り、そこを右折するとすぐに
写真の所に出る。
ところで歌登からここに来るまでに、4匹のキタキツネに出会った。不思議なのは、ほと
んど正確に400m間隔だった。さらに4匹とも皆、左側にいた。
まるで露天商の親方が、店を出す為に配置したようだった。「そうだよ」、私はひらめいた。
間違いない。この4匹は暗くなると全員、厚化粧のお姉さんに化けるのだ。
そして、たこ焼きや、たい焼きの店を開くのに違いない。興味のある方は行って見ません
か。19時オープンだったりして。
歌登グリーンパークホテルは温泉ホテルだ。そして、たぶん地域の事情というか要望に
よって、ビジネスホテルの役目もはたしている。シングル、バストイレ付き4305円、
2食付だと6600円と格安だ。ホテルの周りには、さっきの店ぐらいしかないので?、2食付
をお勧めする。但し朝食は7時からなので、そのころ出発したい方は、また二~三人で飲
みたい方は食事なしで、レストランでお好みのもので、一杯やったほうがいいかも。
朝食は、歌登のセイコーマートでおにぎりや、お稲荷さんを買ってきて、冷蔵庫に入れて
おけばいいと思う。夕食だけ、と言うコースもあるかも。
それに洋室が無いとあきらめることはない。和室がある。私がそうだった。試しに電話した
ら和室なら開いています、と言われた。和室もバストイレつきで、6畳ぐらいかな。布団が
敷いてあって、4人用の座卓が余裕で置いてあった。窓側には板の間があるから、実質
8畳はある。バスが付いていたが、レストランが開くまで時間が有ったので、大浴場に入っ
た。何の変哲も無い、ただ清潔なだけの風呂だ。私はこういうのが好きだ。
シャンプーも「リンスイン」ではないのがいい。リンスは床をぬるぬるさせるから嫌いだ。
最近の温泉はこの点を注意しよう。滑って岩に頭を打ち付けたら大変だ。
8月22日晴れ 兜沼を8時に出て、クッチャロ湖には14時40分に着いた。ここまで240km。
ハスラーはたいした物だ。65歳が乗っても全然疲れない。お尻も痛くならない。どこも痛くない。
もう完全に相棒になった。スロットルに瞬時に反応する。1速は早めにシフトアップしないと、
4500を超えると1秒で吹けきってしまう。だから、成り行きでクイックに2速にシフトアップしてしまう。するとまた1秒で吹けきってしまう。そしてまた成り行きで…と、さすがに疲れてしまう。
信号のたびに、デモ走行しなければならない。1速をのんびりとシフトアップするのが、ハスラ
ーでツーリングするコツだ。
クッチャロ湖キャンプ場の売店
キャンプ場の駐車場に、ホタテ饅頭やソフトクリームを売っている売店がある。ここでジンギスカンセットをうっていた。でも今年は扱っていないそうだ。
3時で閉店することになったそうだ。だからキャンパーが着く頃には閉店してしまうのだ。
美人のおばさんが寂しそうに言っていた。
クローバーの丘 上の写真、クッチャロ湖を見下ろす、素晴らしい眺めだ。
キャンプ場からR275に戻り、すぐに道道84へ右折する。豊富方面の標識があるのですぐ分かる。6キロほど走ると右側に看板が有る。クッチャロ湖ってこんなに大きかったっけ、と不安になった頃だ。
それは画用紙ほどの物なので、よーく見ていないと通り過ぎてしまうので要注意だ。
さらに4キロほど走った左側にまた標識がある。もう心配ない、すぐに上の写真の所にでる。
クッチャロ湖ってこんなに大きかったけ。とまた驚く。本当に広い。素晴らしい眺めだ。
地図で確認すると、キャンプ場で見たのは2個(湖)の内の1個だったのだ。
こんなに素晴らしい眺めなのに、誰もいない。私は4回も鐘を鳴らし、家族全員の家内安全
をいのった。誰か来るまで、10回はOKだ。この際だから20回ぐらいいってみては。
8月22日 兜沼を8時に出て、パンヶ沼、大規模草地、宗谷丘陵と楽しんで、ここには14時
に着いた。
ここは、有名な浜猿払エサヌカ線と言う、平坦な牧草地の中を走る直線の海側にあるダート
だ。地図ではズーット浜頓別町まで並行している。
平坦な原野と牧草地の間を、いい気分で1キロほど走り、海側に行くダートを左折すると、
200mで海岸に出る。
背丈の低い防風林がこれもズーット並行しているので、直線から海岸線を見ることは出来な
い。地図では、かなり長い直線ダートが続いているので、気持ちよくぶっ飛ばせると思ったの
だが、そうはいかなかった。
上の写真のように開けた所に着くまでに、せまくて両側が防風林と、背の高い草に挟まれた
道を2キロ近く走らなければならない。
水溜りの連続で、ピカピカの4駆車は通らない方がいいと思う。両サイドを、草と木の枝でこ
すりながら走らなければならないから。
私も熊が出そうな雰囲気なので、引き返そうと思ったぐらいだ。
でもここに出て、頑張って来て良かったと思った。
少し元気が出たので、もうちょっと頑張ったら、なんと定置網の付け根があった。
かねがね、端っこはどうなっているのか興味があった。
綱が結ばれている、茶色い杭は、10階建てのビルを建てるときの柱ではないか?、
と思えるほど、頑丈な鉄骨だ。これが4本あったと思う。
よからぬ考えがよぎった。もしかしたらアキアジのポイント?、ここで釣りをしたら?。
多分袋だたきになるね。
満足したので、この先でまた直線に戻った。
稚内から来ると、空港を過ぎて10kくらいで宗谷橋を渡る。
江戸時代だったら、橋などかけずに飛び越えて渡っていたと思えるような川だが、宗谷橋
と言うなんとも重い名前だ。
その橋を渡ったとたんに、上の写真の所になる。ツーリングマップルには、この場所に、「郵
便局が目印」とある。
が、しかし郵便局はここを右折して、写真に見える正面の所なのだ。この道が旧道のようだ。
写真右の正面で、道が左右に分かれているが、そこを右折すると「白い道」へ向かう。
ところが右折したとたんに、このややっこしい所に出てしまう。真正面の丘に登る細い道が
正解だ。宗谷丘陵入り口より2kほど手前になる。
ちなみに左側の看板は、会津藩ともう一箇所、忘れたが資料館のようだ。歴史に興味があ
る方は、こちらの方が面白いかも。
宗谷丘陵ダートの終点をUターンして降りてくる。
すると左側に行く舗装道路がある。風景が大きく開けてくる予感がするので、迷わず
左折すると下の写真の看板にたどり着く。
4輪だと、さすがにこの先はためらってしまうような、細い道だ。
でも大丈夫だ。100mで昇りきり、そこに広い場所があるのですれ違いはOKだ。
突然、地面が白くなりここに着く。これが帆立貝の貝殻の道だ。
一休みしましょう。