こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

野鳥観察の人

2010-05-19 05:30:00 | 和歌山県
土曜日、こげの散歩も終盤に入った場所で野鳥観察の人に出会った。昨年はたしか、付近

一帯で「あの双眼鏡を持ってじっとこっちを見ている人たちはいったい誰?なに?」という

不安といろんな憶測が老人はじめ私も思ったのだけど、誰かが訊ねたら野鳥観察をしている

人たちだとわかりなんとなくホッとしたのだ・・・けど、ときたま声も録音しているらしく

おとうさんはこげの鈴が邪魔になると気をつかって、コースを変えたりしたそうだ。

 鳥居の前で車をとめ、大きな三脚を据え小さな椅子を置きレンズもすんげ~長いのを地面

に置いて、その人は「こんにちは」と頭を下げたので、こんにちはと返したのだが、会話の

まえに聞きなれない鳥が 高い声で鳴いてお宮近くの山に飛んでいった。その人は持ってい

た紙に何やら書き込んだあと、私に挨拶をしたので「いまのはなんなんですか?」と聞いて

みたら即座に「アオゲラです」と教えてくれた。

アオゲラ

私が思い切って声をかけたのは、昨年も同じような光景になり怪しい人たちのようにブログ

に書いたら、野鳥観察をしている熊本のabarazemiさんがコメントをくれたことがあり、

観察している人は話しかけたら答えてくれそうな感じがしたので、実行したのだ。というか

もうこの歳になると少々ぶりっこしても正体はバレテルでしょ。疑問は解いておきたいもん

「アオゲラ・・」「胸にガラがあって緑色して、頭が赤い、キツツキの仲間なんです」

めちゃ、丁寧に教えてくれます。「知らんわぁ」「知りませんか」と残念そう。こげが先を

急ぐのでその場は去ったのだけど、同じ場所に戻ってきたらまだ居たので疑問をぶつけた。

「あのぅ、テッペンカケタカって鳴くのは?」

「ホトトギスです」即答だ。

「ホトトギス、あ、ね」

「もうすぐ鳴きますね」

「いえ、もう鳴いていたんです今朝。」

「もう鳴いてるんですか?5月から6月ごろ鳴きますね」

この時、ちのとはもう一つ気になる鳴き声も教えて欲しかったんだけど、鳴き声を忘れた。

肝心の鳴き声を忘れたのでは聞けないので、「あのぅ、すずめは犬の毛、巣にします?」

「します。梳いた毛を置いておくと持って行きます。ほかには草なんかも使います。おみく

 じをひくヤマガラも使います・・」

「おみくじを引く?」想像してみた・・鳥がおみくじの筒から一本引き抜くのか?

ヤマガラ

「ふ~ん。」

「ヤマガラは電柱の横になった板の穴に巣を作ることもあり、獣毛が入っていますね。あと

 イソヒヨも使う・・かな」

「イソヒヨね。そうかぁ。」

「イソヒヨ増えましたね。十年前には海にしかいなかったのにかなり奥まできています。」

「そうそう、昔は見たことなかったのに。毎朝 奇麗なのはオスですね」「はい」

「相手がみつからないのか、朝から甲高い声で鳴いています。ありがとうございます」

「また、夏ごろまで月に一度は観察にきます。」

「また聞いていいですか?」

「はい、聞いてください。この犬、変わった色の毛ですね。僕は犬が好きなので・・」

こげもわかっているのか、しゃがんだその人の胸におしりを持っていき背中を撫でて。。と

いうポーズだ。

 なんかすごく勉強したような感じだ。abarazemiさんのいうように聞けばなんでも答えて

くれました。それも即答で。鳴き声でも姿でも鳥のことはわかるらしい。今思ったのだけど

大事な観察中だったのだ・・・仕事の邪魔をしてしまったようで申し訳ありません。

 

コメント (2)
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