熊野新聞(私は以前の南紀州新聞のほうがよびやすいのだけど)に先日、那智勝浦町の
『加寿地蔵』で映画撮影が始まった・・・という記事が載っていました。この『加寿地蔵』
さんとは少しだけど縁があり、二度お地蔵さんの行事を見に行かせてもらいました。この間
も世話人会の中田さんから連絡を頂いてお参りに行ったのですが、その時も映画撮影の
平安室町民家を建てました。映画の撮影をします・・と教えてもらったのです。早とちりな
ちのとさんは、行ったその日に撮影してるのか!!と思っていたのですが、その時は撮影は
なく少し残念だったのです。が、こうして地方紙に記事になっているのですから映画撮影が
始まったみたいですね。お地蔵さんまでの峠道は古道らしく山の中腹をゆったりと上り坂に
なっていて駿田(するた)峠に隣接する山に祠が安置されています。記事にある同尊の関係
者・・というのは、同地蔵の世話人会ので皆さん、手作りで案内板や古道の整備を熱心に
やっておられます。その代表が私のブログにコメントを下さった中田勝康さんという人だ。
直接お話はしたことはないけど、穏やかな人のような感じの方でした。祀られているのが
熊野詣でに来た『歌子姫』と妹の桜姫。酒粕が供えられたことから粕地蔵と呼ばれてきた。
良縁、安産のご利益があり「寿を加える」ことから、加寿姫とも呼ばれるんだそうだ。
この新聞を読んで「ブログに書かなくては」と思って先に延ばしていたら、読売新聞の和歌
山版に大きく取り上げられてしまった。こちらの記事にも地元住民らが出演・スタッフとな
って撮影を進めていると書いています。この記事ではじめて、中田さんがまぐろ仲買業とい
うことを知り、おとうさんと「中田さんって、そんな感じじゃなく、学校の先生か公務員み
たいな感じやのにねぇ」と驚いたしだいで。だって前に音声案内を作ったのは中田さんって
記事も読んだ記憶があったし・・・。記事には中田さんが「伝承を映画にし、熊野の魅力を
発信しよう」と知人らに呼びかけ「熊野映画を創る会」を結成、監督に就任したとある。
中田さん、監督までやるのだなと感心しその映画の内容も気になり、読み進んでいくと
熊野を旅行中の女性が加寿地蔵で平安時代にタイムスリップして『加寿姫』となり、熊野詣
でをするという内容だと書かれています。加寿姫には銀行員の女性、妹の桜姫には新翔高生
の女の子が演じるそうだ。ほかにも公務員や主婦、OLらが出演、皆さん演技は初めて。
撮影は日曜ごとに行われ、私たちが見た平安室町時代の民家(農家)を中心と古道で撮って
いるという。映画は9月をめどに40分程度に編集、公的施設などで上映する。なかなか
世話人会の中田さんや皆さんは、意欲的にやっています。
中田さんは写真の左から3人目、って中田さんは出演しないのかなぁ・・・。女性の衣装は
どこかで借りたのかな・・。出来上がってどこかで観られたらいいなぁ。