こげの耳に★ねんぶつ★

たわいない日々の思うことと愛犬こげと花が咲いていたら花の写真など

黄菖蒲を見に行く ②

2010-05-18 05:30:00 | 和歌山県


もう少し黄菖蒲に近づけたらいいのに・・と思って橋を渡って堰のところまできました。

でもアップにできるようなきれいなのは見当たらず、こんな感じになってしまいました。

バックが少しボケて、本当なら手前の花が大きく写したかったのだが・・・。



背景に串本西小学校を・・・教室の窓からこの黄菖蒲が見えているはず。私なんかだと授業

中、ぼ~っと外を見てしまうなぁ。黄色って目をひく色です。ふと、この黄菖蒲は岸に生え

ているのか、水中から生えているのか気になり帰り際に探してみました。さすが土手からは

見えないのだ。覗き込むように根元が見えるところを探したら、ありました。



黄菖蒲は水中から生えていました。手前に写ったイヌゴンパチやギシギシは水中からは

育たないと思うので、そこは堆積した土であると思われます。両方とも荒地でもじゅうぶん

生育します。

     

この有田も海に面していて、国道に架かる橋の下が川と海の境目です。昔は漁師さんも多く

いたと思います。よく老漁師さんが橋のたもとにたむろし、沖の方を見ていました。みんな

潮焼けして、いつも必ず誰か橋にいたのが子供心に不思議だったんだけど、あれって波とか

見てたんでしょうね。だから大津波が来るとその橋の下の川口からはもちろん、国道を超え

津波がここまでさかのぼってくる・・・という危険な地区でもあるのだとわかります。

標識には『高いところへすぐ避難!』とあります、ここなら後ろに見える墓地?に駆け上が

ることでしょうか。予想津波 浸水深 の横の人型は直立して落ち着いていますが、その上

の非常口マークのピクトくんは必死になって足元の津波から逃げています。やはり、緊急の

緊張感を知らせる場合、直立より逃げるピクトくんのマークの方が臨場感が表れると思う。

おお!やはり目をひく黄色はここにも使われていたのだ。

 先日、熊野新聞(この5月から南紀州新聞改め熊野新聞となった)に新宮市の市田川(い

ちたがわ)の600株の黄菖蒲が掲載されていました。市田川は大雨が降ると増水の上、

近隣の住宅街に浸水する川でしたが近年改良されました。記事には黄菖蒲を増やして千株単

位にしていきたいと、世話人の方が話していました。川べりに花があるというのは、目を

楽しますだけでなく住人の努力も多分に必要であり、コミュニケーションを持つのにいいこ

となんでしょうね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする