ひなげしの花が、ポツポツと咲き始めました。砕石のなかですからそう力強くも咲けません
この花自体が、折れそうなよわよわしい花だから可哀想でもあるので次回はもう少し考えて
植えてみようと思う。だけど、花びらが紙のようでこの色なんかとても素敵だ。
植えた場所のせいかこんな小さくても、つぼみが付き開花したのだけど百円ライターよりも
小さいのだ。この色は少々きつい感じだけど、昔はこの色か白しかなかったように思う。
今年はひなげしとポピーの種をここに蒔いたんだけど、ポピーのほうは芽が出た数が少なく
残念。
ひなげしは別名ポピー、または虞美人草ともよばれるのだけど薄い色はひなげし・・、
明るくビタミンカラー(オレンジ色)は陽気なポピーという感じだ。
ひなげし
虞美人草というのは中国の伝説からきたもので 項羽の愛人に(愛人といっても中国では
恋人という意味らしい)虞という女性がいたそうで 項羽が敵に追い詰められたときに
虞が舞を舞い、自刃し、埋葬したところから赤い花が咲いたとか・・・虞さんは美人だった
みたいね。ひなげしときたら、私の年代ならアグネス・チャンの『ひなげしの花』、え?
こんな題名だったかな。丘の上でひなげしの花の花びらで好きな人の心を占う女の子の歌で
すね。こんな繊細な花びらを「好き嫌い好き嫌い」と、むしっている姿は今の時代の女の子
では考えられないな。
きれいに咲いたんだけど、あいにく雨に打たれそうなるとこの大きい花頭がアダとなり
折れそうにうつむいてしまう、そう、ひなげしは一度開いたら閉じることはないようです。
そのせいか開花後二日ほどで散ってしまいますが、その後細かい種をつくりはじけるようで
す。そのこぼれ種を期待もするのだけど。ポピーと命名された種を購入して蒔いたら、
ひなげしとはまた違った太めの茎の花が咲きました。それも雨の中です。