先週金曜日、少量の血のついたウンチをしたこげを連れて、おばあちゃんと田辺の
かかりつけ獣医さんへ行きました。血のついたウンチをした水曜日以降は弱ることも
なくふだんとそう変わりはないようですが、少ししんどそう・・・。車に乗せ途中の
日置でトイレをさせてそのとき、新しいウンチも採取してこれを検査してもらおうと
考えています。インターネットで調べたらエサが合わない、寄生虫、強度の便秘・下痢
で排便時にいきみすぎ・・・のことが考えられるとありました。どれも心配な結果です
獣医さんの診断はどうなるのか・・・
到着した時は診察が始まる2,3分前で駐車場に車はあるけど患者となるわんこやにゃ
んこを連れた人はいません。車にこげとおばあちゃんを残し受付に行くと中の待合室にも
人っ子一人いません。うんちに血がついていたこと、食欲はあるけど少し元気がないなど
説明し、うんちを持ってきているので調べてもらえないか聞くとできますという返事なの
で「いつのがいいですか?最初のから三回ぶんあります」というと「できれば新しいので
いいです」。じゃ「とれたて!持ってきます」こげとおばあちゃんを中に連れてきたら
なぜかぞろぞろと患者と飼い主が・・・。こげは大きいのでいつも入り口に座らせます
奥に座ると万が一、ほかの犬にケンカをふっかけられたら逃げだせなくなるから。
ただ、入り口にで~んと毛色の変わった、一見オオカミみたいなこげが座ると入る人
入る犬は皆、一瞬驚きます。だけどこげはとてもおとなしく吠えかかったり、飛びついた
りはしません。椅子に座った私にぴったりと背中をひっつけてお座りしたまま。
抱きかかえられて入って来た小型犬は服を着せられそれはあの『ドラゴン・ボール』の
孫悟空やクリリンが着ていたオレンジ色の胴衣を真似た、胸に丸に犬という字まで書かれ
ています。悟空たちは背中に亀という字でしたね。「ほほ~、マンガみたい」と思ってい
たら呼ばれた名前が「悟空ちゃん」でした。
半時間ほど待って診察室へ。もうこげはビビります。入ったとたんクルリと体を反転し
外に出ようとしてドアに首から挟まれかけたり、ドアを背に座り込んだり。抱えあげ
診察台に乗せるとついこの間、フケ症状で来た時より体重増えてますがな・・・。
先生はうんちを隣の部屋で調べていましたが、「うんちに悪いものはみられません。」
聴診器をお腹にあてて「お腹弱ってますね。なにか変ったものとか、おやつの大量摂取と
か食べていませんか?」「いえ、それはないですし、人間が食べるようなものをあげても
いません。ちょっとしんどそうなのは気温が上がったので、しんどいのかなと思って」
というと「まだ気温が高いって、犬は暑がりだけどこのくらいでしんどいとこれからつら
いですよ」と・・・。ってでも、この毛やん!この先生、なんか言い方冷たい!と思う。
「絶食です、今夜はエサをあげず明日はいつもの三分の一ずつ薬も飲ませて、様子をみて
改善しなければまた連れてきてください」絶食だと!!こげが一番つらい刑だ。
仔犬の頃も下痢をするので最初の獣医さんに診せた時も一晩絶食を言い渡された。あの時
を思い出す。「うんちの様子がいつもと違ったら、まずお腹を休めること。人間もそうで
しょ?食べるのをやめさせお腹を休めます。形のないうんちは要注意です。粘液みたいな
のだと危険です」どうやら痔でもなさそうだ。もしかして検査入院とかになって、お泊り
のようだと、きっと夜泣きするわ・・とみんなが心配してたんだけどそれもなく帰れそう
だ。待合室に戻ると、なんか変にクサイ。いつのまにかおばあちゃんも外に出ている。
外にはこげとよく似た黒毛の犬とダルメシアンがそれぞれ飼い主といた。あとでおばあち
ゃんに聞いたら ダルメシアンの飼い主が受付をしていたらやおらダルがしゃがみ込み
おしっこをしたそうだ。飼い主だけが気づかず、おばあちゃんも「あ~、やってしもた」
と見てたらなんと、ダルが今度はそこでうんちをしたので教えてあげて受付のおねーさん
が処理してくれたそうだ。どおりでクサかったんだ。
その夜、こげは車の移動で疲れたのか箱で寝ていた。絶食だから寝るしかないけど
起きて部屋に上がって来た時は、おとうさんの顔をなめたり前脚で私達の腕をかいて、
おねだりするのはかわいそうだったけどしかたない。夜中に「ク~ン」と鳴くので部屋に
入れてあげたら私が寝ている布団の周りを歩き、やはりお腹の調子が悪いのと空腹のせい
で「キュルルル、グゥ~、キュルルルグゥ」とずっと鳴っていた。しまいに朝までたたみ
の上で寝ていた。こげも大変な一日だったようだ。いつもなら夜は玄関で寝るけど自身も
不安で、私達と同じ部屋で寝たかったのね。