数十年ぶりの規模の台風が,かつてないコースで、線状降水帯をともないやって来る。
日本各地で災害が発生し、事後対応しかできない。
受け身の対応。当たり前だけれど、歯がゆい。
備えているから大丈夫なわけでもなく。そこには多分に運が介在する。
まだ、夏休みでよかった。
すくなくとも、学生は家に待機できる。
働く人々は,そうはいかないだろうが,防災を担う場合を除けば、無理せずにじっとしているのが賢明であろう。
情報が早くから周知され、何かが変わったかと言うと,実はあまり変わっていないようにも思える。
不安を煽り視聴率を取りに行く報道。
責任回避で最大限すぎる予測を出し続ける気象庁。
本当のところ、予測には限界があるのに、そうは言えない空気があるから、無理して予測を出す。渦中の現場を映し出して、同様の状況がおきることをイメージしやすくする。
それ自体はある意味、効果的な部分もあるから、否定はしないけれど。もう少し、伝え方があるかもしれない。
来週月曜日までは、全国で防災体制が敷かれ、対応に追われる。
たぶん、日本だけ。こんな際にも責任感をもち、防災最優先で働く人が、こんなにたくさんいる国。
すごいなと思う。
かくゆう私は、やはり家族が大切。
役目はしっかりと果たす反面、家族をどうやって守るかしか考えていないような気もする。
最前線で対応にあたる、消防、自衛隊、建設会社の方々を見ていると、頭が下がる。
どうにか、その責任感に見合った地位や収入、安定を、彼らに与える社会になるように祈りたい。
そして願わくば、今の若者が胸を張り、そうした方面に就職を志望し、それを親としても心から応援できるように、なるといいな。