栗はたくさんの等外品がでます。クズの栗です。大きいのにもったいない。
虫に喰われたもの、ひとりでに腐ったもの、小さいもの、形は立派なのに鬼皮が割れてしまったもの、などなどです。
虫にくわれたものでもはっきりと分かるのは選別し易いのですが、ちょっと喰われただけで変色していないものは見落としてしまいがちです。鬼皮がくろずんでいるものは中が腐敗しかかっていたり、真っ黒になっているものもあります。鬼皮が割れるのは中身が育ちすぎているものです。
どのくらいの割合でこういうものが出るか、記録したことはありませんが、おそらく1割くらいはでています。
落ちた実はすべて拾ってきて、選別します。くずの栗は程度の良い物は食べます。食べきれなかったり、程度のわるいものは粉砕して鶏の餌にします。もっとひどいのはイガと一緒に燃やします。
粉砕したり、燃やしたりすると害虫も一緒に駆除します。しかし、拾う前に羽化して蛾になってしまうものも多いです。羽化してしまったものは来年の栗に害を与えます。殺虫剤を散布しないので、間違いなく害虫になります。