くずジャガ

2005年09月25日 | Weblog

7月10日にとったジャガイモは、2ヶ月経って傷んできたものが出ました。中には完全にミイラ化したもの、腐って水分が出始めたものがあります。それで、ぜんぶ選り分けました。

くずジャガがけっこうでました。腐った物はもちろん捨てて、残りは一部穴があいたもの、色が悪いもの、青い部分のあるものなどは残しました。

こういうものの利用は鶏の餌です。悪い部分を取り除き、よいところを刻んで、そのまま小屋に投げてやると食べます。これは岩手にいる大規模の専業農家の方から教わりました。小麦やジャガイモ何十トンと生産する方で、私の農業のいわば先生です。(その方には迷惑でしょうが、私が勝手に先生にしてしまっているのですが)

一つ開ければ、それにヒントを得て次からつぎへと餌の工夫は続きます。くず栗まで粉砕して与えています。そのせいで、今までは燃やして処分していたくず栗は、無駄なく処分できるようになりました。そのおかげで、毎日配合飼料を与えていたのですが、教わった次の日から配合飼料はほとんど与えていません。その代わり、ありとあらゆる餌になりそうなものは与えて、バラエティに富んだ栄養が行き渡るように心がけています。

しかし、夏から秋への時期は畑でいろいろなものがとれますが、冬から春にかけてです。くずジャガもそのうちに底をつくでしょう。これから出来るくずサツマを貰ってくれば、その代わりが出来ます。葉ものは種類は限られますが、与え続けられるのではないかと思っています。

とか何とか、いろいろと考えるのもまた楽しいものです。涼しくなって、今まで一つかゼロであった産卵も多くなってきました。そのうちに卵を抱き始めたら、鶏の数も増えるでしょう。ヒナができるのが楽しみです。


台風の被害ひとつ

2005年09月25日 | Weblog

台風は雨が少々と風が多少強く吹いた程度でした。が、ひとつ被害がありました。栗の枝が一本風をまともに受けたか折れました。

この木は、両親が栗栽培を始めた時に植えた最初の木の一本です。あと数本残っています。樹齢はおよそ40年です。カミキリにやられ、クワガタにやられ、クリタマバチにやられても、しっかりと値をおろして生き抜いてきました。根元のところより、少し上の枝が2本生えだした所の方が太いです。

この木は、イガのトゲが長くて比較的柔らかで実は大きいです。大栗の基本となるような形をしているような感じがしています。

私が百姓をやるようになってから、土地を少し多めに使うようになり、この木の下をすれすれにトラクターが行き来したりして、多少邪魔になってきたのですが、とても惜しくて切れない木です。猫もよくよじ登って遊んでいます。鶏小屋によい日陰を作っています。

落とされた枝には口の開いた栗が5~6個前後、まだ実りに早めのイガが10数個付いていました。しかし、このひと枝くらいでは木全体には何も影響を及ぼしません。