7月10日にとったジャガイモは、2ヶ月経って傷んできたものが出ました。中には完全にミイラ化したもの、腐って水分が出始めたものがあります。それで、ぜんぶ選り分けました。
くずジャガがけっこうでました。腐った物はもちろん捨てて、残りは一部穴があいたもの、色が悪いもの、青い部分のあるものなどは残しました。
こういうものの利用は鶏の餌です。悪い部分を取り除き、よいところを刻んで、そのまま小屋に投げてやると食べます。これは岩手にいる大規模の専業農家の方から教わりました。小麦やジャガイモ何十トンと生産する方で、私の農業のいわば先生です。(その方には迷惑でしょうが、私が勝手に先生にしてしまっているのですが)
一つ開ければ、それにヒントを得て次からつぎへと餌の工夫は続きます。くず栗まで粉砕して与えています。そのせいで、今までは燃やして処分していたくず栗は、無駄なく処分できるようになりました。そのおかげで、毎日配合飼料を与えていたのですが、教わった次の日から配合飼料はほとんど与えていません。その代わり、ありとあらゆる餌になりそうなものは与えて、バラエティに富んだ栄養が行き渡るように心がけています。
しかし、夏から秋への時期は畑でいろいろなものがとれますが、冬から春にかけてです。くずジャガもそのうちに底をつくでしょう。これから出来るくずサツマを貰ってくれば、その代わりが出来ます。葉ものは種類は限られますが、与え続けられるのではないかと思っています。
とか何とか、いろいろと考えるのもまた楽しいものです。涼しくなって、今まで一つかゼロであった産卵も多くなってきました。そのうちに卵を抱き始めたら、鶏の数も増えるでしょう。ヒナができるのが楽しみです。