いなかなれどもヨ~~♪

2006年02月17日 | Weblog


私の息子たちが小さな時、ある童話をよく読んでいました。いなかの丘の上に小さな家があったのですが、だんだん周りがにぎやかになっていき、道路ができ、ビルに囲まれ、(工場も出来たんでしたっけ?)、その小さな家は居づらくなってしまいました。それで、住んでいる人が引っ越し、家はだんだん荒れてしまいましたが、ある女の人が現れ、田舎にこの小さな家を移します。それで、その家は再び幸せに暮らすことができるようになった。という話です。

その本の名前は 「 ちいさなおうち (The Little House) 」といいます。 Virginia Lee Burton と言うアメリカの女性が書いた本です。この本は、どういうわけか男親の私でも覚えています。

まったく同じというわけではありませんが、このごろは家で仕事をしていて疲れた腰をあげ、ふと近くの県道を見ると、こんな田舎なのに往来する車の多いこと。だんだんわが家のまわりが変わってきているなぁとつくづく感じてしまいます。出かけるときに、なかなか県道に出られないこともあります。それにつれて、捨てられるゴミも多くなってきました。

     

         田んぼや林がこんなにある田舎なのですが、車の往来が多いです。

近くに高速道路ができ、大きな団地ができました。そして、今度は私の家の先にも大きな団地が出来るという話です。わが家のあるあたりは、二つの団地にはさまれるようになってしまいます。こりゃー困った。静かに暮らして来たのに。 ・・・・・・・・  

そうなると、今よりもっと車が多くなることは避けられませんね。騒音、振動、埃、ゴミ、事故、そして知らない人の徘徊、そして田舎の音や声や臭いに対する苦情などなど。どうも物事を悪いように想像してしまいます。なんでも、このごろ町では、お寺では鐘がつけない、お宮では太鼓がたたけないという話があるそうな。たとえできても時間制限があるという話も聞いています。さびしい世の中になったものだねー。

そうなったら、長年住み慣れたこの土地を後に、どこかに引っ越しをしなければならなくなってしまいますね。いずれそうなるにしても、それまでの時間をずっとずっと遅らせて欲しいものです。