昨日は、ほとんど一日中雨が降っていました。まさに梅雨です。この梅雨の間に草が伸びて、梅雨が終わるとカッと太陽が照りつける、暑いあつい夏となります。そうなると雑草の天下です。
天下と言えば、「時(土岐)はいま 天の下知る(領る=統治する) 五月かな」 と、明智光秀が、NHK大河ドラマの「功名が辻」で、信長を討つシーンをやりましたね。
話は戻って、その雨の中で仕事をしてしまいました。朝、ゆっくりと新聞を見たりしていたところにけたたましい電話です。隣のおばちゃんから、キャベツを要らないか。割れたのがあって、鶏の餌にでもすると良いよと言います。すぐに奥さんにもらって来てもらいました。
それを機に、立ち上がり、それほど激しく降っていないのでちょっと外に出てみました。ぐるりと見て回っているうちに、「そうだ。」と思い立ち、合羽を着て作業にとりかかりました。
まず、古いトタン板を4枚。それに杭を数本。掛矢。これを持って畑に近い栗畑の草地に行き、杭を打ちトタン板で四角な囲いをつくりました。次は、農業用のフォークとシャベルと一輪車と二輪車です。
つまり、堆肥の移動をしたわけです。山積みになっていた堆肥を囲いの中に入れ、草木灰や牛糞を加えて積み重ねました。奮闘すること2時間あまり。戻った時には11時になってしまいました。朝の良い運動になりました。これで、かなりのエネルギーを使ったことになります。あとはゆっくり出来ます。一日中、何もしないのは落ち着きませんから。
ということは、かなりの量を移動させたことになります。180×180×90cm分ということですから、何リットルになるか。まあ、相当な運動量になっているはず。この囲いは、もう少し水をしみこませてから覆いをするつもりでいます。移動していない堆肥は、まだたくさん残っていますが、それはまとめて二つくらいの山にして、その形のまま覆いを被せることにします。
これはすべて、あのキャベツの電話から始まったことでした。
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通路と母屋との間に、「つくばい」 のある庭ができました。織部(おりべ)灯籠が合うのだとか。飛び石を通って行くと通路があり、それを越えると雪見灯籠の方につながるという仕組みになっています。
A の部分が つくばい のある、つまり上の写真の部分に変わったところで、B の部分が雪見灯籠などのある部分に変わったところです。A は植木類を取り払ったら、のっぺりとしてしまったので、植木屋さんが考えて小さな庭にしたわけです。
つくばい のある庭の竹垣の向こうは増築した建物の庭になりますが、そこは芝生にするつもりです。
母屋のすぐ前に、自然石を並べてこういう石畳を作ってくれました。この自然石は私が拾ってきておいたものです。何か、植木鉢にでも何気なくこういう石を置くと、鉢植えの風景がぐっと引き立つのを知っていましたので、遊びに河原などに行ったときに、散策しながら拾ってきて置いたものです。こんな風に使われると、これまた面白いものだと思います。
植木屋さんの言うことには、無駄な石は無いとのこと。なるほど。何かに通ずるところがありそう。植木屋さんは、日本庭園が大好きなようです。そういう人の作る庭は、たぶん安上がりのものでも、見られるものに仕上がるのではないかと思っています。