たい肥予報

2010年12月09日 | Weblog
 子どもの頃は、いわゆる大人の言う世の中というものは、全部がしっかりとしていて不安定なことなど無いものだと思っていました。ですので、一番身近にいる親は完ぺきな存在でした。

 

 ところが、大人になってみると国自体、世界そのものが常に不安定で、いつどうなるものか分からないと知ってくるとがっかりしたり納得したり、あるいはホッとしたり、やっぱり落胆したり。それどころか、情報化社会になってから、いろいろな機関の秘密事項が漏洩して、正義を正すことなら歓迎ですが、とんだことになり世界でまた戦争など起こったら、こんどこそ滅亡ですね。預言者が喜ぶ。 

 

 黒豆を楽しんでいます。取りいれは多少やっかいでした。鼻の穴を土埃でまっ黒にして収穫しました。少し苦労豆。味は良し。

 何年か前に、古い屋並みの残る町に、ひな人形を見に行った時に買った黒豆の子孫です。食べちゃえばそれっきりだったのですが、種を残したので今でも楽しむことができます。

 

 だんだん山が大きくなってきました。私のところではこの葉はたくさんあるので、堆肥を作るのには原料はたっぷりあります。
 たい肥はタダなので作らなくっちゃ。肥料を全部買っていたら大変な出費になってしまいます。ただ、欠点は作るのには手間をかけなければならないことです。当り前のことですけどね。たい肥は天から降って来ないですから。もっとも、降ってきたら汚くて大変ですが。「今日は曇でしょう。午後はたい肥が大量に降るので、どなたも備えがひつようでしょう。」 なんていう予報があったりして。何をまたバカげたことを。と、ふと気がつく。

 


     淡路島かよふ千鳥のなく声に 幾夜寝覚めぬ須磨の関守   快覚(かいかく)

   廃 句

     木の葉溜め 寒さつのれば 高くなり
     しずかさや  肌にしみいる 寒さかな
     しずかさや  ひとり宇宙の 冬の午後 
     ブログ書き  途中でねむり 進まない
     年賀状    遠慮したいと 言うはがき
     寒くなり    猫が行ったり 来たりする
     夕暮れは   寒さ一段   強くなり