雨の日は読書が出来ます。いろいろな本を掛け持ちで読んでいるので、一つの作品を読み終えるのに結局は時間がかかってしまいます。今日は今年の芥川賞の一つを読み終えました。
好きなタイプの話ではなかったです。一時代、いや二昔くらい前の場面ならと思いました。きっとその頃の設定なんでしょうか。
川の始まりのような雨水の流れ。私の県にある山は1,000m以下で県境にある山がやっと1,000mを越えるそうです。
みえる山を見ると、頂上の高さがほぼ同じです。これは太古の昔はゆるやかな起伏のある丘だったところだったそうです。土が削られて、残った所が山になり、とことん削られたところが谷になったのだとか。そういう話を聞いたことがあります。したがって、下の低いところは土が滞積してできたという所が多いようです。地震の時には揺れるはずです。特に私の住む水戸はそういう所が多いです。私のところは台地です。むしろ削られた方でしょうね。
雨水のたまった古い風呂桶。灰色の空。屋根の陰が揺れています。ゆらぐ様は私の心のよう。なんちゃって、少しおセンチ?
チューリップが伸びてきましたよ。そう言えば、どうしてチューリップがチューリップのことを歌わずに、「サボテンの花」という歌を歌ったんでしょうね。
http://www.youtube.com/watch?v=RItf1aX3lBQ
それはそれとして、チューリップに話を戻して。強いですね。セーターもダウンのジャケットも着ていないのに。着せたら大変でしょうけどね。チューリップにとっては大迷惑。風で飛ばされた土は奥さんが補充したようです。乾いて飛ばされてしまうんですね。
昔、中国の宋と言うところに、じっと作物見ていた青年が、なかなか伸びないので、伸びるのを手伝うつもりで引っ張って伸ばして帰って来たとか。苗はみんな枯れたとか。
袷(あわせ)を着せてやりたいという文句のある民謡がありましたっけ。まあ、人情を歌ったものでしょうが、山には袷など着せてやれません。
木曽節
袷(あわしょ)なぁ~ 中乗りさん
袷やりたや ナンチャラホイ
足袋(たびょ)添えて ヨイヨイヨイ
雨の日なので、いろいろなことを思いつきます。退屈ですからね。いえいえ、私はチューリップにホカロンなどやりませんよ。
昨日の写真の残りです。こんな青空の次の日がこんな雨の日なんて。ああ、人生模様と同じですね。高度成長期に「笑いが止まりませんなん」て言った商売人がいましたが、その人は今も笑っているんでしょうかね。「スッカラカンになってしもたワ。もう笑いがとまりまへんは。」 てな具合で、顔のゆがんだ笑いだったりして。
廃 句
貧乏も金持ちもあしたどうなるの
チャンピオン明日は静かに引退し 日本も世界のチャンピオンでしたね
天気なら雨の次の日晴れになり
本を読み始めると用事思い出し
雨あがれ私ゃ歩く都合あり