ジュラ紀

2013年09月10日 | Weblog


夏になると雑草を目の敵にしがちですが、それは極々個人的なものであって、もっとマクロ的に考えると、決して敵ではないことは知っています。

ジュラ紀と言って、植物が繁茂し、恐竜も増えて地球が今とは違った賑やかさを持っていた時があったそうです。ジュラ紀は現在よりも暖かく、降水量も多く、湿度も高くて、そのため動物、植物はともに種類が増え、大型化していったのだそうです。今から凡そ2億年弱まえから1億5、000万年まえの時期だったそうです。

 
                                         今朝の東の空

その、暖かい、という部分が今も似ているのではないでしょうか。現在、北極の氷は夏はだいたいとけてしまいます。そのためユーラシア大陸の東西の荷物の運搬は北極海を通れば、南のインドなどの沖を経由して運ぶより、航路ははるかに短いのだそうです。温暖化のせいで皮肉にもかえって便利になるという苦笑いのような現象が起こっているとか。

さてその雑草ですが。雑草が繁茂すると酸素同化作用を盛んにやりますから、炭酸ガスを植物が吸い、酸素を吐き出すと言うことで、次第に温暖化を防止する役もするようになってくるのかなと、素人の私は思ってしまうのですが。しかしそれは正しい判断なのか、その判断にはとんだ落とし穴が潜んでいるのかは私には分かりません。

 
                                              シソも秋を感じて

炭酸ガスつまり CO2 は、C と O の結びつきがかなり堅固で、とてもぶち壊しにくいのだそうです。簡単に壊せて C と O を分離できたら、これほどは騒がないはずですからね。それを植物はいとも簡単にやってしまうわけです。生き物というのは、信じられないようなすごい能力を持っているものだなと思います。

だから、雑草、雑草とやたら呼ぶのは不謹慎この上ないことなんだろうなとは思いつつも、このわずかばかりの狭い土地にはお願いだから生えないで、おいしいものを作らせてくれと思いつつ除去しているわけなのですが、そうは都合の良いようにはなりませんね。

 

こういう花ひとつとっても、これと同じようなものは人間にはつくれないですね。当たり前のことですが。それでも、人はたゆまぬ努力を続け、少しでも出来ることをしてきたわけでしょうが、その努力の結果が思いも寄らないことをもたらしてしまうことも多々あったはずです。

とまあ、キーボードの前に座ったら、今日はそんなことを考えてしまいました。