私は貝になりたい

2013年09月13日 | Weblog


いったん涼しくなったのに、また暑さが。それもかなりの暑さがぶり返すと困ります。身体も心も暑さとは おさらば してしてしまったんですから。
「お前なんか困ったって知ったことか」、と言わんばかりに暑いのです。言わんばかりに・・・ 言わんばかん・・・ 「イヤンバカン・・・」 あ、それは林家木久扇でしたっけ。

 

それにホレ、空は秋の青空・白い雲。「暑さよ、きっぱりと気前よく立ち去れ。台風よ来るな。」 予報によると、こんどは来るかも。鴨は葱を背負って・・・、来るはずないですが。
大げさな表現は、ありもしないことをありそうに言うものです。「もしも〇〇校が負けたなら、絵に描いた魚が泳ぎ出す。電信柱に花が咲く~」 なんていう私の出た高校の野球応援歌がありましたっけ。

 

昨夜は、つくば市まで行って春風亭昇太と林屋たい平の落語を聞いてきました。いやはや、あきれるほど面白かったです。笑い転げるほど笑いっぱなしのおばさんもいましたっけ。
昔の話のはずなのですが、現代のことばを取り入れてしまったりして、やっぱり弾みがあり、動きがあり、たて続けに笑わせるのは若手がいいですね。あまり年寄りすぎる噺家ですと、会場が全員して海の底にずんずんと沈んでいってしまうんじゃないかと思います。「私は貝になりたい。深い深い海の底で・・・」なんていうドラマが以前ありましたっけ。(「私は貝になりたい」)

  

しかし、ものによってはしんみりと聞かせるものもありますからね。どっちが良いなんてことは言えません。どっちも出来なければ。特に若手は。

 

まだまだたくさん出来ます。私が好きなのは素揚げですね。あのとろっとしたのに生醤油の味がひきたててくれて・・・。たまんないです。気をつけなければならないのが油の摂りすぎですかね。

この とる という言葉。漢字がたくさんあって使い分けるには何度もキーを打って目当ての漢字にやっとたどり着けるのです。摂る、撮る、獲る、取る、録る、採る、捕る、執る、盗る、穫る。もっとあるでしょうか。それなので、盗る、執る などは使い分けるとして、他はみんな 取る にしてしまおうかなと思うのですが、国語学者は何と言うでしょうか。いや、やっぱり 撮る、録る なんかも使うべきでしょうかね。

 

クヌギの木の根元にある土の中から長く伸び上がったもの。これは中に蜘蛛が入っています。なんという蜘蛛なのか分かりません。子供の頃は「何だろう?」なんて思って引き抜いて見たことがありましたっけ。彼らの静かな生活を乱してしまったのです。
 
                                           

調べたところ ジグモ(地蜘蛛) と言うのだそうです。そうです。こういう蜘蛛が入っているんです。ありとあらゆる所に生き物が住んでいるんですから感心してしまいます。


    廃 句
   
      暑き秋  袋の中にゃ  何が住む
      胡瓜には 辟易すれど 茄子好む
      暑くなり ツクツクホウシ なお元気
      お彼岸だ お彼岸までは 覚悟せにゃ
      見てきたが 迷いに迷う タブレット