老兵は・・・

2021年03月17日 | Weblog



いつ実行しようかと、迷っていました。草むしりをしたり、他の用事もあるし。私にしては
ちょっと大仕事なので、始めるには、体の調子、ゆとりのある時間、道具をそろえる面倒くささを
何とも思わない気分などなど、それ相応の覚悟が必要です。
今日は、それらの条件がそろったきぶんになりましたので、実施しました。シイタケ菌をホダギ
(原木)に打ち込む仕事をしました。菌は菌でも、コロナ菌ではなくて、シイタケの菌です。
菌違い、あ、いや、勘違いをしないようにしてください。

 
  何だか得たいの知れないキノコが転がっていました

この作業は何年ぶりなのでしょうか。このブログで検索してみたところ、2017年に
行っていました。とすると、4年ぶりになります。ホダギは雨さらしにしてありますので、
腐るのが早いです。

 
 作業中、裏の保育園生が我が草地で元気よく遊んでいるのを見ながら休んだり

久しぶりに動かすので、電動ドリルの具合が心配でしたが、何とか使えました。が、木が堅いので
すぐにカリカリカリと、ドリルが空回りをしてしまいます。
あれ~~? これじゃぁ穴が空けられないでは無いか。と、原木にドリルで穴をあけ、そこに
シイタケ菌を定着させた、長さ1.5cm程度の、木片を打ち込む作業なのですが、ある程度
穴を空けたところで空回りをしてしまい、しっかりと深くはあけられません。

 
   こういうコマです 全体に菌がしみ込んでいます

少しかんがえて。・・・。あっ、そうだった。ここをきっちりと強く締めれば良いのだった。
と、必要以上に深く空けすぎないようにと、調整できる所を締めることを忘れちゃっていました。
前回、この仕事をしてから、もう何年も経っていますからね。
そしてあれやこれや、ノウハウを思い出しながら、なんとか8~9割くらいの仕事を終わらせ
ました。

   

そのシイタケ菌を植え付けたコマというのは、円い鉛筆を1.5cm程度の長さにしたものです。
原木の長さは長くはないとは言え、生木なので何度も移し替え、グルグル転がしながらドリルで
穴をあけるわけですから、仕事をしているうちに疲れてきますね。それに、普段はそういう仕事を
していませんから、腕が疲れます。ドリルをしっかり持ち、引き金を引く指もだんだん疲れを
感じてきます。
それなので、適当なところで今日は止めにしました。無理をすると、とんでもない怪我をしたり
しますからね。

        

まあ、そういう作業ですから、気持ちが乗ること、疲れていないときに行うこと、晴れて
いるときにすること、出来れば奥さんのような助手がいること ー 今日は居ました ー 
などいくつかの条件がそろった時が一番良いですね。
機械や道具類が古くなり、私の体も古くなり、気持ちも新鮮味がなくなり・・・、と、
だんだん身近な世間の様子も変わってきましたし。それに、この頃は近辺でチェーンソーの
音がパッタリと聞こえなくなりました。作業をしていた人が、だんだんん老化してきたので
しょうね。それと、時代も変わって人の気持ちも変わってきたことも確かです。
近所の若い人たちはチェーンソー使っての作業はしませんね。
マッカーサー元帥の「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」と言う言葉を思い出します。

     Old soldiers never die; They just fade away.

私も、もうこれで自家製栽培のシイタケ作りは、お終いにしようと思います。

終わってから、上の画像のように、直射日光が当たらないようにと、木の枝を切って
ほだ木の積み上げの上にかけて、陰を作って置きました。
菌もホダ木まだ余っているので、後日にこの作業の続きをしたいと思っています。