雪がほんのすこし

2010年12月16日 | Weblog


 ほんのわずかですが、朝は雪が舞い降りて来ました。寒いはずです。一日中曇っていて、ときどきほんの少し雨になったりして天気は良くなかったです。

 

 いよいよ冬です。小春日和が長く続きすぎました。今まで暖かく過ごしてきただけに、寒さは厳しく感じそうな気がします。

 寒さだけではなく、インフルエンザが流行ったり、この頃はそのほかにノロウィルスによる患者も増えているとか。いやですねえ。

 

 お国自慢です。先日、NHK首都圏の 「 ゆうどきネットワーク 」 で茨城の干し芋のことをやっていました。いよいよ寒くなってきましたので、干し芋の季節です。
 海沿いの畑は砂が多くてさつま芋の生産には適しています。おまけに、寒さが増してくると甘みがまし、海風に更に味が良くなるとか。

 

 何にしても、出来あがった状態であとは何もしなくてもそのまま食べられますから、食べやすいです。この季節、欲しいものは 「 の」 抜きになります。

 

 ニラは刈り取っては食べています。あまり長く続けても質が落ちますが、しばらくは刈り取っては伸び、伸びては刈り取るということが続けられますので、便利です。
 あまり頻繁にそれをやると伸びるのが待ち遠しくなります。伸びるのにだって時間がかかりますからね。そういう時にはニラとニラめっこになります。

 

 
    山の端にたどりつきたる冬日かな        野田翆

  廃  句

    しばらくは 夜の明けない 冬日かな
    二三片   雪の舞い見る 夜明けかな
    寒さなど  感じないのか 小屋の犬
    ここにきて やたら親しい  家の猫
    めちゃくちゃに なってしまった 新政府
    うまいもの ばかりやってる テレビかな
    お笑いの  バカ話には  もううんざりだ
    

 補) ( 欲しいもの ) - ( の ) = 欲しいも = 干し芋


そら豆まばら

2010年12月15日 | Weblog


 いい日だったのですが、午後2時頃から全天が曇って冬らしい空になりました。風は朝からやや冷たかったです。暖かさも腰くだけ状態になりました。

 

 昨日、載せるのを忘れてしまったのですがお月さんは、これくらいです。今日は旧暦で11月10日だそうです。

 

 そら豆は芽が出ることは出たのですが、二三本しか出ませんでした。もう今からでは蒔き足しても芽は出ないので、来年は無しか、あるいは春蒔きの種を買ってきて蒔き足しをするか、少し考えてから決めようと思っています。

 どうして芽がでなかったのか知りたいのですが、本当のところはそら豆に聞かなきゃ分からないです。種の内に虫が食い入ったのかも知れません。

 

 ウォーキングはコースを変えて森林浴をしてきました。私の家のあたりは、何十キロと平らなので、傾斜がほとんどありません。あっても、台地から川や田のある低地におりる、落差はほぼ5~10m程度の坂道しかないので、山歩きのようは負荷はかけることができません。

 


   雲を出でて我にともなふ冬の月
   風や身にしむ雪やつめたき          明恵


   廃 句

    雲がかくし しかとは見えず 冬の月
    そら豆は 寒き畑に まばらなり
    鳥の声  森にこだまし 我ひとりなり
    さらさらと 木の葉吹かれて 風さむし
    時雨には 少し足りずか 冬の雲
    枯葉舞ひ 共に落つるな わがこころ
    ひたみちの 野に吹かれつつ 暮らしけり 
 
    

 


雨のち晴れ

2010年12月14日 | Weblog


 雨が降って寒い日だったのですが、映画を見ている間にきれいに晴れて明るい良い日になっていました。暗い映画館から出たらまぶしくて困りました。

   
                                                                   映画 「武士の家計簿」

 明るいだけの映画だと思って行ったのですが、明るい裏にとても深刻な暗い陰が強く出ている映画でした。自分の家来たちを赤貧の生活に陥れ続けた徳川幕府の200年。100年以上も経ってから生きている私にはとても腹立たしく感じました。

 写真は、子どものお祝いに貧乏のため鯛が出せず、苦肉の策として鯛の絵を描いてお膳に乗せたとき、子どもが喜んで 「 鯛だ、鯛だ 」 とはしゃいだシーンです。この時から借金の返済に地獄の生活が始まったのです。役者さんたちは、みんな名演技でした。良い俳優がたくさんいて良いですねー。

 元禄時代が昭和のバブル期だったとすると、おそらくこの今の経済の落ち込みは200年続くかも。なんて思ってしまったりして。ゾーーーーっ。

 

 さといもは いしかわわせ という品種です。品種を覚えるのが苦手な私も、この品種はあまりにもおいしいので覚えました。

 

 しだれ桃も冬景色になりました。今年から少し元気がなくなりました。年を取ってきたのかも知れません。枝が垂れてトラクターの移動などに邪魔になることがあるのですが、春は見事な白い花を見せてくれるます。そっとして邪魔っけ扱いはしないでいます。

 
  豊作だった柿はすでに無し


   廃 句

     おい柿よ 来年もまた  よろしくね
     雨のあと 抜けるような  青空に
     雨のあと 抜けるような  好景気         だったら良いね
     雁首が ついてりゃ採用 てなことに        だったら良いね
     今日もまた ニュースのネタは 尽きぬもの
     北風が 吹くのに氷雨が 降ってきた       県議選のコメント
     木の葉散り 今年もそろそろ おしまいに
     

 


二位じゃダメなんでしょうか

2010年12月13日 | Weblog


 これで良いのかなと思っていたら、今日は午前中に降り出し季節とおりに寒くなりました。それでも気温は室内で14℃くらいですから、まだまだ暖かい方だと言えると思います。でも、今まであったかかったので、寒い。

  

 昨日の新聞に出ていたことですが、10代の人たちはパソコンをあまりしないそうです。理由は携帯があるかららしいです。携帯ならどこででも通信ができるし、場所もとらない、それにパソコンは立ち上がりが遅いというのも大きな理由の一つとか。10代のパワー恐れるべし。10代を大切にしなくっちゃ大変ですよ。

 

 落花生は、おいしくできて食べています。出来具合は、天候のせいなのかどうかは厳密には不明ですが、昨年よりは空のものがけっこうありました。悪いことばかりしている学生見たいです。不良。

 

 市の中心街にイルミネーションを見に行ってきました。時間がやや遅かったので店は閉まってしまい、歩く人もまばらでした。

 それにしても旧市内の落ち込みようはひどいです。昔は中心街しかにぎわうところが無かったのですが、このごろは街があちこちに散れてしまったせいでしょうね。

 


                              

  私も近頃はパソコンに不満です。一番の不満は立ち上がりが遅いということです。何とかして瞬時にとりあえず最低限の必要なことだけは立ちあがらせることができないかなと思います。
  いろいろなことを読み込んでいるから、という話は聞きますが、私がパソコン仕分け人なら追求します。「 読み込む理由は何でしょうか。読み込まないとダメなんですか。」
  そして、「 ユーザー離れを起こしますよ。あ、もう起こしていますけど。ビリッケツ(ビル・ゲイツ)さん。」

  

 そのうちに、政党も問われますよ。「 二位じゃダメなんでしょうか。」  
 こりゃ二位じゃダメだわいな。二位にならないようにしなくっちゃ。

                                

   廃 句

      雨の日は   観念第一 コタツ入り
      ミーちゃんは 一日専用 椅子の上
      曇 天 を   見上げりゃ 口に雨の粒
      こんなとき  どうしてストーブ 石油切れ
      あれこれと  仕分けをしたい やれるなら
      気をつけよう 自分が仕分け されそうな
      野菜にも   メタボが移る  世の中か     太い大根
      

            


白鳥の湖

2010年12月12日 | Weblog


 なんだか、この頃は国際的にヒステリックな状態 ですねー。まず、民族紛争は太古の昔からです。世界的な経済の落ち込み、国境紛争、国と国との小競り合い、内乱、外国人記者に対する厳しい言葉の記者会見などなど、どうももうちょっと穏やかにできないものですかね。

 

 かなり暗くなってからの写真で、携帯のカメラであてずっぽうに撮ったものです。白鳥がいたけど、どこあたりに居たのか良く分からずに撮りました。

 ここはわが町内の、遠くの人にはほとんど知られていない湖です。住宅街に囲まれていますが、毎年白鳥がたくさん来ています。湖の周りはウォーキング出来るので、近くの人がいつも歩いています。

 
 

   ブロッコリー 上から見ても ブロッコリー
   野菜には やっぱり十分 肥料だね

  

          暮れりや、砂山   汐鳴りばかり
           すずめちりぢり   また風荒れる
            みんなちりぢり   もう誰も見えぬ

 


   廃 句

     これでまた 一週間が 過ぎにけり
     今日が過ぎ 明日が過ぎて あさってが      
     冬なのに  こんなにあったか 良いのかね
     もりそばを 続けて見たが ものたりぬ
     あたらしく 来た人の方が 強いのね
     カラスども 何をそんなに 騒いでか
     日暮れ時 田舎の冬は  さびしいなあ     
        



夕暮れのときは

2010年12月11日 | Weblog

 
 「夕ぐれの時は良い時。かぎりなくやさしいひと時。」と言った詩人がいましたが、私はかならずしもそうは感じない時があります。さびしいし、気持ちが不安定になる時もあります。もちろん良い時と感じるときもあります。


 

 良い日の夕暮れは良い時になります。今日は良い時でした。今日は東京の方からお客さんが来てくれて、長く歓談できました。だから良い日です。良かったよかった。

 

 すごい大根が採れました。なんだか、どうやって食べたらいいのか迷ってしまうほど太くて大きいです。奥さんの足も影が薄くなりそう。

 よほど畑に合ったようです。でも、考えようによっては、これほど大きな大根が採れる畑になったのかなと嬉しくもあります。とにかく、大根さんよく育ってくれました。

 

 保育園の建設には、こんな機械が来て腕を長~~く伸ばしてコンクリーを打ち込んでいます。今は便利な時代になりました。その分だけ機械に費用もかかるでしょうけど。

 

 こんなに長く伸びます。セメントを送り出す機械のついたトラックは一か所に固定したっきりで、動かす必要が全くないようです。

 


   廃 句

     大根は 名の通り態を 表せり
     大根を 食べるに精力 使いそう
     騒ぐより 大根役者の 方が良い
     本物が 伊勢湾あたりで 腹を立て
     サンダルと 間違いそれは スキャンダル
     夕暮れの  前にブログを やっちまえ
     夕暮だ 風呂だご飯だ 忙しい            片づけやら準備やら


  ------------------------------------------------------------------------

       夕くれの時は良い時       堀口大学

         夕くれの時はよい時。
         かぎりなくやさしいひと時。

        それは季節にかかは
らぬ、
        冬なればだんろのかたはら、
        夏ならば大樹の木かげ、 
        それはいつも神秘に満ち、
        それはいつも人の心を誘ふ、
        それは人の心が、
        ときに、しばしば、
        静寂を愛することを、
        知ってゐるもののやうに、
        小声にささやき、小声にかたる…     (以下略)


     
 


いい日but渋滞

2010年12月10日 | Weblog


 今日もさざえさん日和です。つまり良い天気。野暮用事があったので、今日の更新は遅い時間になってしまいました。夕方になると渋滞が激しいです。

 特にこの頃、おもいつき政策で決めた高速道路の一部無料化実験中のインター付近は延々と無料区間利用の車が並んでいて、車線をふさぎ大渋滞です。迷惑千万。これを 「 思いつき渋滞 」 と名づけました。

 そして今日はその良いお天気を利用して、アスパラガスや、柿の木、ブルーベリーなどに、たい肥と鶏糞のミックス肥料を追肥しました。肥料はいつやるのが良いのかわかりませんので、収穫が終わったあとのお礼肥えという意味で、今は良い時期なのかなと思ってやりました。

 

 こんな夜明けでした。自分ではまぶしくて見つめられないのにカメラに見つめさせてパチリ。ありがたいお天道様。「 えっあん 」 とお辞儀すべきですね。

 

 そして今朝の霜。光が斜めすぎて霜らしく撮れていませんけど、霜が一面に降りているんです。右下の方のきれいな色はなんでだか分かりません。レンズの汚れがプリズムのようになったのか。でもきれいです。

 

 カブは隣の専業農家の奥さんに分けてあげたら誉められたそうです。やっぱり肥やしが効いたみたいです。奥さん株を上げたみたいです。

 

   
    この里は冬おく霜のかろければ 草の若葉ぞ春の色なる    藤原定家
        この里は冬の霜が軽いので草が若葉のようでまるで春の色合いじゃのお


    廃 句

      この里は 人もまばらで さびしいなあ
      この里は いつも平和だ 来てみたらよがっぺ
      この里の ミーちゃんきょうも 昼寝かな
      大渋滞  住民とても  大渋顔
      どこ行くも どこかで道路 工事中
      そんなとき 車内の片づけ 進みます
      青空を  眺める暇の ない日かな





   


たい肥予報

2010年12月09日 | Weblog
 子どもの頃は、いわゆる大人の言う世の中というものは、全部がしっかりとしていて不安定なことなど無いものだと思っていました。ですので、一番身近にいる親は完ぺきな存在でした。

 

 ところが、大人になってみると国自体、世界そのものが常に不安定で、いつどうなるものか分からないと知ってくるとがっかりしたり納得したり、あるいはホッとしたり、やっぱり落胆したり。それどころか、情報化社会になってから、いろいろな機関の秘密事項が漏洩して、正義を正すことなら歓迎ですが、とんだことになり世界でまた戦争など起こったら、こんどこそ滅亡ですね。預言者が喜ぶ。 

 

 黒豆を楽しんでいます。取りいれは多少やっかいでした。鼻の穴を土埃でまっ黒にして収穫しました。少し苦労豆。味は良し。

 何年か前に、古い屋並みの残る町に、ひな人形を見に行った時に買った黒豆の子孫です。食べちゃえばそれっきりだったのですが、種を残したので今でも楽しむことができます。

 

 だんだん山が大きくなってきました。私のところではこの葉はたくさんあるので、堆肥を作るのには原料はたっぷりあります。
 たい肥はタダなので作らなくっちゃ。肥料を全部買っていたら大変な出費になってしまいます。ただ、欠点は作るのには手間をかけなければならないことです。当り前のことですけどね。たい肥は天から降って来ないですから。もっとも、降ってきたら汚くて大変ですが。「今日は曇でしょう。午後はたい肥が大量に降るので、どなたも備えがひつようでしょう。」 なんていう予報があったりして。何をまたバカげたことを。と、ふと気がつく。

 


     淡路島かよふ千鳥のなく声に 幾夜寝覚めぬ須磨の関守   快覚(かいかく)

   廃 句

     木の葉溜め 寒さつのれば 高くなり
     しずかさや  肌にしみいる 寒さかな
     しずかさや  ひとり宇宙の 冬の午後 
     ブログ書き  途中でねむり 進まない
     年賀状    遠慮したいと 言うはがき
     寒くなり    猫が行ったり 来たりする
     夕暮れは   寒さ一段   強くなり







四人展

2010年12月08日 | Weblog

 昨夜は雨でしたが、午前中に晴れ上がりました。晴れれば気持ちが良いです。

           
                                案内のはがき

 四人の画家の作品展に行ってきました。上段右が私の友達の絵です。画風が変わりました。昨年から家庭菜園を始めたのですが、その影響が表れて来ました。野菜のイメージだそうです。上段左はマンガのような絵ですが、決してそうではなく世相を描いたものです。ほかにも絵がたくさんありました。

 下段左のはまた別な友達の絵です。右は知らない人の絵でした。どれも個性があふれていて面白かったです。刺激になりました。と言っても私は絵が描けるわけではないのですけど。

 

 キヌサヤはこの程度です。この野菜も強いですね。厳しい冬を越えて、来春は食べきれないくらいに実をつけてくれるんですから、実に嬉しいものです。

 

 この写真を取ってから二週間くらい経ってしまいましたので、おそらくこの木の葉は散ってしまったかもしれません。さびしい沼のほとりにある木です。

 誰も通らないので犬は放してやりました。狂ったようにあちこち走り回り、匂いをかいだりやっていました。街もあり、団地もあり、さびしい沼もあり、田んぼもあり、森もありと、私の住んでいるところはけっこう変化のある処です。

 


  夏衣ありしながらに冬の夜の せなとし寝なば寒からんぞや    曽祢好忠  
         夏の衣を着ていても寒い冬の夜も夫とともに寝ていれば寒くないぞえ
         新婚さんなんでしょうかね

  廃 句

    犬と歩く  田舎の道は  変わりなし
    こんにちは 良い日ですねと 云う声が 
    喧騒を  遠くの方に 置いてけり
    今日もまた 洗濯日和の 霜の朝
    海老蔵は まな板の上 覚悟せり
    また事件 さて飯のタネ 記者駆けり
    重箱の 隅をつっつく 記者会見



冬枯れの

2010年12月07日 | Weblog


 今日も能天気じゃなかった、それは私のことでした。 が、それはそれとして、今日も天気と言うわけにはいきませんでした。今日は天丼ではなく、天丼食べたい。いや、それは夕食もあるし、あしたの昼食もあることだし、そじゃなくって今日は曇天です。寒そうな空模様ですが、空の色ほどは寒くもなかったですね。感じないのかな。どうもこの頃は自信なしです。

 

 ほうれん草の二番手です。さすが冬の野菜は強いですね。どんどん育っています。

 作っている種類が少ないので、だんだん野菜の様子を載せにくくなってきました。じり貧状態ですね。今の経済の状態と同じです。が、こっちはそれほどは深刻ではないです。畑以外のものなら被写体はいくらでもありますから。

 

 今頃になるとかわいそうです。蝉などはとっくの昔にひっくり返って昇天してしまっていましたが、カマキリだけは最後は気の毒です。そっとしておいてやります。

 あちこち木の枝に卵を産みつけてありますが、その枝を間違って切ってしまったときには、気の毒ですからほかの枝のなかに絡ませておいてやることにしています。

 

 誰もいない夜の工事現場。夜間照明をつけっぱなしにしてあります。この向こう側に道路があり、しょっちゅう車の往来がありますので、さびしくはないです。お化けはでません。

 お化けといえば、この頃やたら宣伝をやっていますね。誰か、やたらゲームのコマーシャルが多すぎるのではないかと新聞だかでちょこっと言っていました。私もそう思います。あのゲームの会社の魂胆は何なのか。ただってのは気味悪いです。何かを取られている可能性が無きにしもあらずです。グーグルへは個人情報が吸い取られて行くそうな。ときどきは ことわざ を思い出すべし。

 


      補) お化けといえばゲーム云々 = モバゲー
          ことわざ  :  「 ただより高いものはない 」


   冬枯れの森の朽ち葉の霜の上に 落ちたる月の影の寒けさ    藤原清輔

   廃 句

     冬枯れの 森の朽ち葉に 落ちる月
     冬枯れの この葉踏みしめ ひとり行く
     冬枯れの 中を元気な  小学生
     冬枯れの 景色もこれも また楽し
     冬枯れの ような景気に 負けず生き
     冬枯れの その上光る  青い空
     冬枯れの 野行き山行き 新幹線


霜枯れ

2010年12月06日 | Weblog


 「 おいおい、こんなに調子がいいなんて本当かな。ちょいと頬っぺたでもつねってみようか。いてててて。」 なんて気分のこの頃です。何の話かと言いますと、天気です。「なーんだ。」 なんて言われそうですが、12月ですよ。師走です。

 それなのに、こんなに良い日が何日も続いて、しかもあったかい。「 何が?」 「 いや有る無しのことじゃぁなくってさ、その暖かいということ。」 「てめー、このー。しまいにゃぶんなぐるぞ。江戸っ子は気が短けえんだよぅ。おらぁ。」 なんてことにならないうちに早く写真、シャシン。 今は江戸じゃなくって東京ってんだけどね。

 

 この青空。雲ひとつないんですよ。写っているこれは飛行機ですよ。こんな雲があったらたいへん。さっき、ウォーキングの時に撮ったんです。

 

 里芋は霜にやられて、この写真を撮ったあとはもっと霜枯れしてしまっています。どんどん掘り起こしています。

 

 池もさびしく人が来ても、今時はあまり見に行く人もありません。見捨てられたようで、どうもいけませんね。

 池に行くのは猫くらいなものです。魚が目当てなのではなくて、単に水を飲みにいくだけですけどね。

 
                                                    なるほど

   

   吹くからに秋の草木のしをるれば むべ山風を嵐といふらむ
                                   文屋康秀(ふんやのやすひで)


   廃 句

    吹くならば ほらなど吹かず ラッパ吹け
    服ならば たくさんあるぞ ボロだけど
    福々し  メタボでたっぷり お肉付き
    福引は どうせちり紙 たわしかな
    ふくろうの 声は途絶えて ん十年
    拭く雑巾 この頃なぜか 息切れが
    噴く汗に シャツはびっしょり 山仕事

  補) なるほど = むべ = ムベ(郁子、野木瓜)
             




冬のわりには暖かい

2010年12月05日 | Weblog

 
 穏やかな天気が続いて過ごすのには快適です。今日も雲のない快晴で、暖かく過ごせました。それでも朝は霜柱が立ちますので朝晩はそれなりに寒くなるようです。

 民生委員が各地で激減し、福祉が行きとどかなくなりつつあるそうな。なんでも福祉関係の法律が変わり、民生委員の仕事がかなり増えたのが激減のひとつだとか。この、法改正というのは改正のたびにやりにくくなっていく傾向が強いような気がしてなりません。改正しなければ良いのにと思います。悪くなるということは改正ではなく改悪ですね。

 どうしてそうなのか。思うに、よく理解していない人たちが携わるからと決めつけています。知っていたら悪くなるはずがないように思います。あるいは知っていても、思わぬところからの力が働くのか。もし、そうだったらたいへんなことです。思わぬところからというのはどこからなのでしょうか。


 

 裏窓からの眺めです。ちょうど朝日があたって明るくなったところです。木はクヌギです。クヌギでもこれだけ紅葉が見られます。

 試しに、くぬぎ と辞書を引いたら、櫟、橡、椚、櫪 と四つ漢字がでてきました。一番書きやすい・覚えやすいのは三つ目ですねー。

 

 リーフレタスのミックスはまだ大きくはなっていませんが、一か所だけ食べられそうなくらい大きくなりました。球レタスのパリパリ感もいいですが、この独特のしなやかさもまた私は好きです。

 

 さびしい沼にシラサギが二羽。人がやたら通るところよりも、彼らにとってはこういう見捨てられたような沼の方が落ち着くんでしょうね。

 ふた昔あるいはそれより前は田に水を引くのにたいせつな役割をしていたのですが、今はあまり頼りにされていないようです。時の移り変わりとともに大切なものが移り変わり、見向きもされなくなってしまうんですね。

 


     木枯しの体当たりせし山の音      藤原一光

   廃 句

     木枯らしに 体当たりされ ちぢこまり
     木枯らしに 体当たりされ 不機嫌に
     木枯らしの 体当たりのよな この景気
     木枯らしの 吹き荒れっぱなし 永田町           永田町一丁目(国会議事堂)
     ウィキリーク 何が何だか  騒ぎおり
     ともかくも  大戦争は ちょっと待て          そんなことないよネ
     良い方に 持って行けない この病理         現代病?
     
     
     

 


こまつな

2010年12月04日 | Weblog


 強風が吹くという話もあったので、注意していましたが、吹きませんでした。東北地方では風が強く、せっかく開通した青森までのJR新幹線は運転見合わせの列車もあったそうです。天気でですから、荒れる日・穏やかな日があるのは当然ですが、とにかく荒れるのは困ります。

 

 同じ姓をもつ家のお稲荷さん、つまり氏神様の御祭がありました。雲ひとつない、とても良い日でした。

 文字は 「 奉献正一位倉稲魂命祠前 」 と書いてあります。18軒ほどあるうち、いろいろと都合があり、今日は14軒ほどの家の人が集まりました。同じ姓をもつ家はほかにもありますが、このお稲荷さんの御祭を始まったのは、この人たちのほんの数件の祖先だったのでしょう。

 幟の向こうの森の上に箒のように何本もそびえている木はケヤキです。ケヤキは大木になります。もう充分に大黒柱になるほど成長しているのですが、この頃は需要がままならず、どんどん大きくなっています。

 

 保育園の建築は一階の部分の板打ちが終わり、これから二階にかかるところです。どの段階でコンクリートを流し込むのでしょうか。

 今のところ、順調に進んでいるそうですが、休日返上で、まいにち工事は続いています。元気そうな若い人たちがニコニコしながら仕事をしていますが、見ているのも気持ちが良いです。やっぱり働いている姿というのは良いものですね。

 

 小松菜です。このごろの小松菜は、元祖小松菜もあるでしょうが、チンゲン菜のようなものとのかけ合わせもあるのではないかと思われます。これもそのようで、何となく今までのものとは違います。特に根元に近い部分がくるっと丸いふくらみがあるような感じがします。

 「 これが小松菜で、こっちが新品種で 」 と言われたって 「 ああそうですかい 」 と云うだけで、さっぱり違いなど分からない舌は鈍感。

 


   女房と 相談をして 義理をかき           誹風柳多留

  廃 句

   柳多留 洒落が今には 通じない          江戸時代の洒落は、、、
   山ぶどう 今は見向きも されずあり        子どもの頃はよく食べました
   お天気だ 祭りだ藁だ  注連縄だ
   師走なり なのになんだこの あったかさ
   あったかい それに越したこたあ ねえけどさ
   今日もまた ゆっくりしずかに 日が暮れた
   このつぎは どんな手の内 見せるのかい    〇〇手当、〇〇補助金   
         

 


荒れる

2010年12月03日 | Weblog


 今朝は強い雨の音と暑さで目が覚めました。それから午前中いっぱいは台風かと思われるくらい降っていました。それにあったかさ。雷がいくつも鳴りました。空は鬼のかく乱です。
今は12月なのですが。師走と言ったって、何も天気までそんなにあわただしくしなくったって良いのに。

 

 午後、晴れてから歩きました。まだ風が強くて、落ち葉が舞っていました。畑一面に落とされたこの葉が駆けまわっています。見事でした。

 

 午後は入道雲のような盛り上がった雲が。でもさすが夏ではないので、これ以上は高くはなりませんでした。気力が感じられません。

 

 裏庭を掃除していたら、ユリの茎があったので、片付けようと引っ張ったら土が柔らかくて、球根もついてきました。せっかくですから、煮てもらいましょう。ほろ苦さが懐かしいです。

 なんでも、山ユリは植えかえると病気になりやすく、良い花が咲きにくいとか。どうせなら、木と違ってすぐに育ちますから、良い花を見たけりゃ種を蒔いてしまった方が良いようです。「 奥さんの歩く姿は百合の花 」 なんてね。この場合、奥さんというのは皆さんの奥さんですからね。

 
                                     わが家の紅葉もなかなかなものじゃ


    黒犬を 提灯にする 雪のみち     誹風柳多留


  廃 句 

   柿はあと いくつあるかと 妻に聞き
   柿食えば 子規漱石を 思ひ出し
   選挙カー 来るたび犬は 興奮し         甲高い声にコーフン
   国会を  見るたび世の中 いやになり
   これがまあ 大人か国の  代表か
   世の中は 年増女の 厚化粧         
   嵐など あったのかなと 思う午後




もや

2010年12月02日 | Weblog
 片づけというのは時間がかかります。それに労力も要ります。今日は朝から片付けをやりました。汗びっしょりになりました。手が汚れ何度洗ったことか。必要なものと不要なものを選び、まとめ束ね談ポールにいれたり、ゴミ箱に持って行ったりの繰り返しをやりました。

 

 今朝の風景です。これは霞か霧か靄(もや)か。霞というのは気象予報の用語には無いのだそうです。それから、見える距離の遠い近いで呼び方が違うとか。実際は何メートルと、区別するには決まりがあるそうですが、私はそんなとこまで覚えようと思う頭脳の持ち合わせは生まれつきありません。遠くまで見えるのが靄だそうですので、これは靄でしょう。

 

 昨日は、ウォーキングの前にここを掃除しました。昨日歩いたところは、残念ながら不評だったようです。私は運動公園として良いところじゃないかと思ったのですが。

 さて、格子は掃除しづらいです。洗車の刷毛は届かないものです。さて困った。下手に手を加えたので、掃除しない時よりもみっともなくなってしまいました。

 で、考えました。「そうだ! あれがある。」  取り出したものは何かと言うと、絵筆です。これを細かい格子の間にいれてゴシゴシとやると、結果は良かったです。

 

 ネギは、溝を掘ったのですが、体力に気づかいをしたものですから、掘ったところまででそれ以上は作業ができず、植え替えはできませんでした。ですので、今年のネギは青い部分が長く、白い部分が短いものになります。

 


     本ぶりに成て出て行雨やどり         誹風柳多留

   廃 句

     初日から そうじ始まる 師走かな        あとになるほど気が重く
     師が走り 弟子はこたつで 丸くなる       まさか
     鳩が顔  出し始めたら 危険なり
     鳩も鳥  かき乱すのは 習性さ         掃きだめをひっかきまわします
     一日の  始まりはまず 血圧計
     今日もまた 平穏無事に 血圧計
     うまいもの  八分くらいで 止しませう     守られない止まらない