健康塾通信

皆様がより健康であるための情報やご家庭でお手軽にできる健康法をお伝えいたします。

天寿と養生の術から

2013年08月17日 00時12分03秒 | Weblog
せせらぎにて小ガモを見守る母ガモ

日暮れ前、久々に江川のせせらぎの散歩に出掛けました。

かわいいカモの親子たちにも会うことができ

いいショットもたくさん撮れ、涼しい風に吹かれながら

散歩を楽しむことができました。

これからの季節は夕方の散歩かな。。。という感じです。

さて今日は

「天寿と養生の術」から

すべての人間の生まれつきの寿命は、多くの場合は長命で

天性短命というひとは稀である。

生まれつき元気で、身体強健なひとでも、養生法を知らずに

朝夕に無理して元気をそこない日夜精力を消耗したならば

与えられた天寿をたもつことなく早世してしまう。

これとは逆に、天性虚弱で多病な者でも、それゆえに

養生の術を守って保養すればかえって長生きすることができる。



****ジジとの思い出****


ジジのお気に入り♥

蛇口から出る水。。。お花を生けている花器の水、そして、湯船のお湯

マタタビの粉、おかか、猫じゃらしの葉っぱ

いつものカリカリごはんをお皿に入れるとすぐには食べず

おかかの入った引き出しを見つめ、無言の催促するのがおきまりでした。

そして、ほんのひとつまみトッピングするだけで満足して食べ始めました。

時々、「マタタビ食べる?」って聞くと、わかっているのか?

喜んでニャーンとひときは大きい声でなくのです。

紙の上にマタタビの粉を出してあげると、前足で紙が動かないように

押さえながら夢中でなめたり、またたびの粉の上にゴロンと転がったりしていました。

道行く人や、散歩のワンちゃん達とのコミュニケーションが好きで
(お気に入りのワンちゃんとは鼻と鼻をくっつけてご挨拶!)
毎朝、リードで玄関前に出るのが日課でした。

絨毯やレースのカーテンで爪を研ぐこと

リードでのお散歩。。。

ヒトの生足でじゃれる事

そして、もちろんリンパマッサージは大好きでした。


貝原益軒の養生訓から

2013年08月15日 10時39分25秒 | Weblog
[命?の短いせみ] ・・・実は成虫でいられる時期が短いのです。

猛暑はあとどのくらい続くのでしょうか・・

そんな中、早朝に聞こえる虫の声や吹き抜ける風に

着実に季節の廻りを感じるこのごろです。

さて、これからしばらくは江戸時代に儒学者として活躍した、

貝原益軒先生が83歳で書かれた、遺書とも言われている

「養生訓」を少しずつご紹介いたします。


*若い時からの養生*から抜粋

庭に草木を植えて愛する人は、朝夕心にかけて、水をやり土をかぶせ

肥料を与え、虫を取ってよくやしない育て、その成長を見て喜び

衰えるのを見て悲しむ。

かるい草木でさえそうであるから、重い自分の体を大事にするのは

当然である。養生を知って実践することは、

天地、父母に仕えて孝行をすることであり・・・

若い時から養生を学ばなければならない。

身を慎み、命を養うのは人間として最も重要なことであろう・・・



****ジジとの思い出****

前回の続きから

それからは、私のリンパドレナージの出番です。

ドイツの師であるアネッテ先生から、「リンパドレナージは

猫ちゃんを優しくマッサージするように練習して、手の感覚をつかんでください。」

このように言われてから、たまたま我が家にやってきたわけですから

最高のタイミングであり、最高のプレゼントでした。

私は尿路結石になった猫ちゃんの尿の検査方法を本で調べ、

ジジが洗面台に飛び乗った時を見逃さずおしっこを採取しました。

それを新聞紙の上に流したあと外で乾かしました。

結石がある場合は、尿が乾いたあと細かい砂がキラキラと光って見えます。

これが続いているあいだは、治っていないのです。

それから、ゴロンとなったジジにリンパドレナージを行うと

必ず反対もゴロンと向きを変えて、ねだるようになりました。

これは日課となって、ドレナージはジジのお気に入りとなりました。

飲み薬は、処方された小さい粒をつぶして缶詰に混ぜて、あげていましたが

時々薬の部分だけ残っていることもありました。

そして、尿検査とドレナージを続けて3週間ほどでしたでしょうか。。。

新聞紙に流した尿が、光らなくなったとき

洗面所に飛び乗って、おしっこをすることもなくなりました。

結石が全部出てくれたのでしょう。

本当にほっとしました。。。。

それからは、マグネシウムの含有の少ない乾燥のカリカリごはんに替え、

この病の再発はありませんでした。

でも、ジジは私の手が空いているときは

よく目の前でゴロンとするので、ドレナージするのがお決まりになりました。

おかげで、私もドレナージの手技を磨くことができ、

ジジも喜んでくれお互いに最高でしたし、

絶妙の信頼関係を築くことができました。





ことわざの不思議

2013年08月13日 04時33分15秒 | Weblog


昨夜は久々の激しい雷雨が長いこと続きました。

今日の朝の水やりは必要ないくらいの雨量でした。

熱くなった道や街全体を冷やしてくれたに違いありません。


ところで、昔からの言い伝えや生活の知恵など

ほんの一部ではありますが、

私の体験からお伝えしてまいりました。

子供の頃は、親から聞かされた「ことわざ」にもいろいろあって、

今でも思い出されることや、躾として役に立っていることは多くあります。

しかし、健康に関わるもののなかには、「戒め」や「偽薬」のような

科学的根拠がなく、「プラシーボ効果」だったものもあったに違いないと思います。

時には、根拠がなくてもこじ付けであっても

ことわざとなって、不思議と語り継がれています。

私の子供の頃、昭和30年ころから40年代位は、きっと各家庭で

それぞれの健康のための知恵や、ことわざなどが

生活の中の会話や躾などとして、生きていたのではないでしょうか?

私にはとても役に立ったと、感謝している面が多いのですが

実際、生活様式や環境の変わった現在、

子育ての時や現在に通用するものも少なくなり、想い出話のように

なって子供たちに伝えたことも多いのは確かです。


しびれが切れたら額に3回つばをつけたり、新聞などの紙切れを

おでこに貼っていたら本当におさまったこともありました。

おそらく、足のしびれをおでこの方に意識を向けることで

だんだんしびれが薄らいだのではと思いますが・・・

近頃は、正座をする機会も減りましたから。。。

それに、長いこと正座していると体重がふくらはぎにかかりますから

血行不順を起こすわけで、脚を崩して軽くマッサージしたり、

後ろ向きにゆっくり歩くとアキレス腱が伸びて、

ふくらはぎの筋肉も収縮し、血行不順が解消されます。


皆さんの中にも、ひとつやふたつ、このような言い伝えの健康の知恵など

お持ちになってひそかに実践している方がいらっしゃるのでは。。。

私は、これまで体験で実証されたものは、
これからも大切に守り伝えていこうと思っています。




できものにユキノシタ

2013年08月12日 01時57分32秒 | Weblog
二子玉にて

私のふるさと甲府では、先日40.7度とか。。。

さすが盆地と言わざるをえませんが、東京・神奈川もうだるような暑さです。


ところで高校1年の夏、新入生歓迎会が八ヶ岳にある研修会館で行われるのが恒例でした。

先輩たちからは、初日の夜は消灯なしで、夜通し踊りあかすのが楽しみと聞いていました。

当時はヽ(`Д´)ノ ディスコ !ブームの走りでしたが、

激しいリズムが鳴り響くと、ゴーゴーダンスなどを踊り始めたものです。

そして、はじめは躊躇していた人や、普段からおとなしめの人も。。。

周りの勢いに自然と巻き込まれていったものでした。

昔、伝統ある甲府高女といわれた学校からは想像できないこの一夜のはからいは、

いつから始まった行事なのか?とても懐かしい思い出です。

しかし私はこの夜、首にチクリと何かに刺された痛みを感じ、3日目に帰宅した時は

できもののように腫れて熱を持っていました。

腫れて痛みのある首の傷を母に見せると、ユキノシタの葉を揉んでガーゼにのせ

患部に湿布してくれました。

何日か、取り替えているうちに腫れや痛みも治まってきました。

やはり、あの夜何かの虫に刺されたのでしょう。

楽しい思い出プラス首には少し傷が残りました。。。

****ジジとの思い出****
夏の居場所

私は、当時ネコチャンのこと、何もわかってませんでしたから、
最初に健康診断していただいた病院に、採取した尿を持ち込みました。

診断は、「尿路結石」でした。

その時ドクターは、私に顕微鏡を覗かせてくれ、
尿の中に薄くて小さな硝子のような四角の結石を、沢山確認することができました。

こんなに、角が尖っている結石がたくさんあったので、
切れて出血して、激しい痛みも伴ったのでしょう。

どうやら、ジジはそれを教えるためと、冷たい「せと」で
炎症を冷やすために、洗面所で用をたしていたのかもしれません。

「すぐに連れてきてください」と言われ、病院に行きました。

ジジは私の肩まで登って診察台を避けてましたが

先生に捕まって、首にエリザベスカラーをつけられました。

尿道にカテーテルを挿入して洗浄するのですが

私と助手の方で押さえてもかなり痛がり、かわいそうでした。

そして、飲みぐすりを多めにいただき、あとは自宅で治療しようと決めました。




盲腸チラシ?

2013年08月10日 07時39分51秒 | Weblog


おはようございます

学生時代のこと。。

部活へ行く前に急に右下腹部がシクシク痛み始めました。

大会も控え、どうしても休むことができないと母に訴えました。

その日、たまたま田舎からおじさんが出てきていて、

「ごぼうをすりおろした汁は痛みを散らす」と教えてくれ

母が早速用意してくれました。

一口くちに含むと、泥臭いような強い香りで。。。まずい!

そこで、少し砂糖を入れて一気に飲み干しました。


当時、時々右下腹部が痛むことがあり、

もしかして、慢性虫垂炎では?と言われたこともありました。


でも、おかげさまでこの日を境にお腹の痛みは、出ませんでした。

このことは今でも忘れられず、おじさんに感謝しています。


しかし、このあと病院で検査もしなかったため

あの痛みが虫垂炎であったかどうかは定かではありません。

****ジジとの思い出****

箱入り息子


ジジが来てまもなく、トイレの砂に

おしっこの塊が無いことに気がつきました。

どうしたんだろう?おしっこが出てないのかな?と

思ったとき、洗面所のボールの中にすわり、

手洗いの排水口の穴にチョロチョロと水の音がしました。

もしや!と思って見ていたら、どうやらそこでおしっこをしていた様子。。。

そして、終わると洗面台の上を前足で砂をかけるような動作を始めました。
  
でもどうして?と、ジジが飛び降りたあとの排水口を見たら
うっすら血が滲んでいました。

その後もいつものトイレは使わず、洗面所のボールの中で用を足すのです。

そして、また血が滲んで残っていました。

これは。。。大変(゜д゜)!と、次に洗面ボールに座った時に

尿を採取しようと、お尻の下に入れて尿を受け止める

大きいスプーンのようなものと、尿を入れる瓶を用意しました。

ここから、私とジジのお決まりの日々の作業が始まりました。

続きは次回。。。




痔にはこんなことを?

2013年08月08日 07時02分11秒 | Weblog



おはようございます。

昨日の猛暑は、日傘も受け入れないくらい
下からの照り返しで、昼間の人通りもかなり少なく感じました。

まだまだしばらくはこの暑さが続くようです。

夏休み真っ只中、老いも若きもくれぐれも
暑気あたりにご用心くださいませ。


さて今日はお婆ちゃんの知恵袋第2弾!

想像するだけでも面白くなる「痔を治すためのお灸法」です。


『満月の夜に、すり鉢をかぶり、もぐさをすり鉢のてっぺんにのせ、

火をつけてお尻を大地にくっつけて座ります。』

お尻はもちろん肌直接大地です。

アースするんですね。。。

おそらく人が見ていないところで、満月の明かりを頼りに

頭の上ではもぐさがモクモクと燃えていたことでしょう。。。

確かに、頭のてっぺんには「百会ひゃくえ」という

痔の特効穴があります。

さらに、肛門のすぐ前方に「会陰えいん」のツボが有り

これも痔疾患に使われるツボです。

百会も会陰も体の正中線上にあります。

会陰から始まって身体の前面を通りオトガイ部(あご)の真ん中、

「承漿しょうしょう」のツボで終わる「任脉にんみゃく」という経絡。

そして、もうひとつの流れは「督脉とくみゃく」という経絡で、

ほぼ尾骨尖端あたりにある「長強ちょうきょう」というツボから

身体の背中を登っていき、頭のてっぺんの百会を通る経絡の流れがあります。


大地のエネルギーを会陰と長強から吸い上げ、身体の前面と背を通って

頭頂まで気を巡らすということでしょうか。。。

しかし、思わず笑いそうな光景ですが、理にかなった治療法だと思います。


ものもらい編

2013年08月06日 22時05分59秒 | Weblog


もし、ものもらいが出来たら。。。
九州のおばあちゃん(義母)から聞いた話。。。

つげの櫛を畳のへりで擦ってから、ものもらいの出来ている眼の淵にあてます。

おそらく、これは擦ってあつくなった櫛の歯で

温熱刺激を加えたものではないかと思いますが

そのいわれまでは不明です。

そして、この時歌いながら行うようで、

その大まかな内容は

「眼の周りにできものが出来たと思ったら♫、なんと○○の糞でした。~
糞ならこうして簡単にとりましょう。♫大したことではないですよ~♬」

実際、歌の内容は方言でしたし、聞いた時の記憶によるものですが。。。

こうやってその昔、実際にものもらいがとれたかどうか?

はわかりませんが、、、、

眼の淵にほんの小さなできものができただけでも

ゴロゴロと違和感があるものです。

それを歌いながら、そんなものはただ何かの糞がついているだけだから

大げさにしなくてもすぐ取れるから心配ないといって、

安心させたのでしょうか。。。

ちなみに私は、合谷(手の甲側で親指と人差し指の骨の合流点にあるツボ)

にお灸をすると翌日はごろごろ感が消えて、でき始めのものもらいは

消失してくれます。

これはもぐさを使わなくても、お線香をツボに熱いと感じるまで(10回くらい)

近づける方法でも効きます。

おばあちゃんの知恵袋九州編その1

2013年08月05日 07時58分56秒 | Weblog

今年、6月15日早朝95歳の生涯を閉じた義母は

ほとんど病の床につくことなく、自らの脚で歩み

いつも感謝と笑いを忘れない方でした。

私が福岡の実家をおとづれた際に教えを受けた

昔から受け継がれた治療法とも言えるものがいくつかあります。

治療法と言いましても、その当時病院はあったにせよ

ほとんどの人々はすぐに駆け込もうとせず

まず身の回りで対処できることは

家族の手助けや自ら行っていた時代でした。

それは生活の中から学んで実践していた先人たちの知恵や

言い伝えから学んだ「民間療法」として成り立っていました。

では、次回ちょっと面白いお灸などをお伝え致します。


****ジジとの思い出****
〈階段の上から〉

ジジが我が家にやって来て、去勢と健康診断、予防接種を済ませ

家族に迎えてからは共に寝て、階段の上り下りまでが一緒でした。

そして、朝はお日様より早く起き、私の髪を甘噛みして

朝ごはんの催促をする毎日でした。

昼間、遊んで欲しい時は子供部屋から小さなガン消しを咥えてきて

私の目の前におき、近くに投げてあげると

それをサッカーのような

キックテクニックでじゃれて遊びました。

飽きてくるとガン消しを咥え、階段の上から落として、

はずみながら下に落ちていくのを見届けると

勢いよくダッシュして取りに行くのです。

なんだかワンちゃんのようなジジでした。

そして、紙をクシャクシャと丸める音も大好きで

ゴミ箱に入る前に横取りして遊ぶのもお気に入りでした。